Åke Holm Wall Plate
¥35,000
裸身の女性に迫る男の姿。旧約聖書外典に描かれる緊迫した場面を、Åke Holmが小さなテラコッタの板に力強く刻んだ壁掛けレリーフです。
欲望と抵抗の瞬間
旧約聖書外典「ダニエル書補遺」に収められた「スザンナと長老たち」の物語──入浴中の貞淑な女性スザンナに、二人の老人が欲望をあらわにして迫る場面です。画面左に立つスザンナは片手を上げて抵抗し、右側の男がその体を捕らえようとしています。背景には柵や植物のような線刻が施され、庭園での出来事であることを示しています。ホルムは聖書の物語を教訓としてではなく、人間の生々しい感情を描く題材として捉えていました。裸の人物をためらいなく造形する大胆さに、その姿勢がはっきりと表れています。
素朴な土に刻まれた人間ドラマ
無釉の白っぽいテラコッタに、線刻と浮き彫りを組み合わせた表現が用いられています。人物の体や背景の模様は、柔らかい粘土に道具で直接描き込まれたもので、手仕事の痕跡がそのまま残っています。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1930年代
素材: テラコッタ(無釉)
サイズ: W12cm × 13.5cm
署名: 側面に「Åke Holm」
コンディション: 美品(Excellen)
とても良い状態です。ヒビや欠けは見られません。わずかな経年感はありますが、気になる点はありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。






