Sylvia Leuchovius (1915-2003)
シルヴィア・レウショヴィウスは、1949年からスウェーデンのRörstrandで活動し、同社を象徴するアーティストの一人として知られます。伝統的なテーブルウェアを超え、彼女は色彩と粘土を巧みに操り、植物や鳥、子どもたちをモチーフに、詩情あふれる独自の世界を創出しました。その作品は美術館やビエンナーレで国際的な評価を博し、公共空間にも設置されるなど、芸術性と実用性を融合させた特異な存在感を示しています。
Lisa Larson Unique Piece
リサ・ラーソンのユニークピースについて詳しく解説したページをご用意しました。まずはそちらをご覧いただくと、彼女のユニークピースがどのようなものか、より分かりやすくご理解いただけるかと思います。
リサ・ラーソンの独自の感性と創造性が詰まったユニークピース。その魅力に触れていただければ幸いです。
Michael schilkin
”フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア” で日本各地の美術館で展示されたミハエル・シルキンの猫の彫像。その後はフィンランドのTurku Art Museum,EMMAの”ミハエル・シルキン展”でもメインの作品として展示され、高い人気を博しました。本作品はその別ヴァージョンです。
フィンランドの陶芸家の中で最も人気の高い彼ですが、アラビアの芸術部門でアート作品しか手掛けなかったため、そもそもの数が少なく、また、当時から多くの美術館が積極的に買い入れて展示を行っていたため、傑作のほとんどは美術館でしか見ることが出来なくなっています。個人のコレクションとして持てる機会はまずない作品です。
Göran Andersson
スウェーデンの陶芸家、ヨーラン・アンダーソン。彼の動物モチーフの作品たちは1964年にイタリアのファエンツァで開催されたコンテストで賞を受賞しました。とても可愛く、そして現代的な感覚で作られた作品は、近年再び注目を集めています。今回の特集では、1960年代の数年間しか作られなかった、希少な作品たちを揃えました。現在の作家にも強い影響を与えていることを感じていただけると思います。
Åke Holm “Litografi"
スウェーデンの陶芸家でありアーティスト、オーケ・ホルムのリトグラフ。1950年代にはマルメ博物館で個展が行われ、国立美術館が作品を買い入れるなどアーティストとして成功していた彼ですが、その作品を個人が購入することはとても難しかったようです。Åke Holmは訪問者を避け、観光客に作品を販売することを嫌がりました。ある時は自身の工房の扉に「一年間閉鎖」と書いて誰も入れなかったほどです。スウェーデン国王にさえも販売を拒否することもありました。
ただ、そんなÅke Holmもアートを支援すること自体は惜しまず、Höganäs博物館の重要な支援者でありました。オーケは博物館の年間メンバーシップのために、限定版の版画を制作して博物館の経営をサポートしていました。このリトグラフはその一つで、メンバーでないと手に入れることは出来なかったものです。
当店について
北欧といえば食器や家具が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。近年では少しづつですが、世界的に北欧アートへの注目が高まってきました。北欧の美しい自然や、自然と共に暮らす人々の人生観が投影された、北欧諸国ならではのアートです。自然回帰の流れに加えて、宗教や政治とも離れた作品作りが、時代の空気に合致するというのも理由の一つかもしれません。そんなまだ一部の方しか知らない北欧のアートを紹介したくてお店をやっています。これまで日本であまり紹介されて来なかった北欧アートの魅力が伝われば嬉しいです。既に有名なリサ・ラーソンも、量産品ではないアート作品をご覧になると、イメージと違うと驚かれる方が多いです。まずはリサのアート作品からご覧になられても面白いかもしれません。