
私たちについて
ひとつの窯から、同じ形がいくつも生まれていく。その流れのなかで、たった一度だけ、作家自身の手から生まれる作品があります。世界にひとつしかない、ユニークピース。私たちは、それを専門に扱う北欧陶芸のギャラリーです。
良い作家ほど、世に知られるのが遅い。だから私たちは、評価の定まらないうちから、ひとりの作家を十年以上かけて追いかけます。北欧へ足を運び、作家やその家族、工房の職人、現地のコレクターを訪ね、ときに海を越えて届く便りをたどって、一点ずつ集める。数がそろい、その作家の輪郭が見えてきたときに、はじめてまとめてご紹介します。
集めるだけでは、まだ半分です。一点ごとに文献を読み、訳し、いつ、どこで、どのように生まれたのかを調べます。かつて美術館に並んだ作品、図録に残る作品も少なくありません。状態は包み隠さず記し、傷みがあれば価格に正直に映す。作品とともに、その背景まで手渡すこと。それを私たちは、仕事の本分と考えています。
その積み重ねは、数になって表れています。リサ・ラーソンひとりで、これまでに扱った作品は七百点を超えました。紹介した作品は全体で4,200点を上回り、3,000点以上が新しい持ち主のもとへ渡り、いまも1,000点あまりを公開しています。一点ものをこれだけの規模で扱うギャラリーは、世界でもわずかです。
知らなかった作家と、ふいに出会う。その一点が、長く手元に残る。私たちが届けたいのは、そういう出会いです。








