Lisa Larson Unique Piece
¥800,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、Flaska(フラスカ)の試作品 3点セットです。
食卓に夢見た、もうひとつのリサ・ラーソン
リサ・ラーソンといえば動物のフィギュリンやユーモラスな人物像で知られますが、実は「毎日食卓で使ってもらえるもの」を作りたいという願いをずっと胸に抱いていた作家でもありました。グスタフスベリ時代に唯一製品化されたテーブルウェアは「Matilda」シリーズで、フリントウェアにライトブルーの釉薬とダークブルーの手描きパターンが施された12ピースのセットでしたが、師であるスティグ・リンドベリのように日用食器を次々と世に送り出すことは叶いませんでした。この3体のFlaskaは、そんなリサの「食卓への夢」を伝える、量産されることのなかった試作品です。
ボトルでありながら、どこまでもリサの「人」
青・茶・緑、三つのFlaskaはどれも女性の姿をしたボトルですが、それぞれまったく異なる佇まいを持っています。一番背の高い青は、バラ模様のショールを羽織った貴婦人のようなすらりとしたシルエット。頭部が栓になっています。真ん中の茶は、ふくよかな体に縞模様のドレスをまとい、どこか得意げな表情。そして一番小さな緑は、スプーンが「頭」になるという遊び心に満ちた仕掛け——蓋を外すとスプーンの柄が現れ、中身を掬えるようになっています。調味料入れとしての「機能」をちゃんと考えながら、気がつけばリサらしいキャラクターが生まれてしまう。それがこの作品の魅力です。
素地はなめらかなストーンウェア。シャモット陶土ではなく、食器としての使用を想定したと思われる白い素地に、それぞれ異なる色釉がたっぷりとかけられています。レリーフ装飾の溝に釉薬が溜まり、濃淡が生まれる様子は、量産品にはない一点一点の個性を感じさせます。底面にはいずれも手描きの「LISA」のサインがあり、工場の量産スタンプは見られません。このことからも、スタジオで制作された試作段階の作品であることがうかがえます。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
作品名: Flaska(フラスカ/調味料入れ)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1950年代後半–1960年代(推定)
素材: ストーンウェア、施釉
サイズ: ブルー 約H20cm/ブラウン 約H13.5cm/グリーン 約H11.5cm
コンディション:
ブルー — 良好(Very Good)
良い状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。栓(頭部)は本体から取り外し可能で、オリジナルのまま残っています。釉薬のわずかなピンホールは焼成時に生じるもので損傷ではありません。
ブラウン — 並品(Good)
年代相応の状態です。本来あったと思われるコルク栓が欠損しています。本体にチップやヒビはありません。
グリーン — 難あり品(Fair)
蓋を兼ねるスプーン部分に欠けがあります。本体側に目立つダメージはありません。
※部屋に飾られている写真は、
SKU: 20240720g4/LU1 カテゴリー: All Uniquepiece, Unseen Design, ALL ITEMS, Lisa Larson, Gustavsberg, その他, フィギュア, Lisa Larson Unique Piece, Lisa Larson Prototype Brand: Gustavsberg
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg Studio 1954–1980.
Known for animal figurines and unique stoneware sculptures.
私たちが知っているリサ・ラーソンは、量産品のリサ・ラーソンです。
けれど製品になる前──手びねりの原型、試された色、
実現しなかった夢のかたちの中にこそ、
陶芸家としての素顔が眠っています。














