Lisa Larson Unique Piece
¥605,000 元の価格は ¥605,000 でした。¥453,750現在の価格は ¥453,750 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、Rundel(円形壁掛け)のモチーフを用いた一点物のスタジオ作品です。
ひとつの円が、ふたつ並ぶとき
リサがグスタフスベリで手がけた「Rundel」は、円形のレリーフを一枚ずつ壁に掛けて楽しむ壁飾りです。グスタフスベリの壁掛けプレートは、白炻器にレリーフを施し、さまざまな色の取り合わせで作られたシリーズとして展開されました。本品はその円形モチーフをふたつ、深い藍色の窪みを湛えた長方形のボックスの中に並べて据えた、まったくの一点物です。
製品版が「ひとつの円」として完結するのに対し、ここではふたつの円が上下に寄り添い、互いに呼応するように配置されています。それぞれの円の中には、両腕を広げて踊るような、樹のようでもあり人のようでもある不思議な造形が浮かびます。同じ作風は鳥をモチーフにしたバージョンにも見られますが、見せ方ひとつで作品の表情がこれほど変わるのか——そんな驚きを静かに教えてくれる一体です。アート作品としての完成度が際立ちます。
藍とシャモットの、二層の語らい
素地はシャモット炻器。荒い粒子を含んだ土肌が、額縁のように外周をぐるりと囲み、ざらりとした手触りをそのまま見せています。その内側には深い藍色(コバルト)の釉薬がたっぷりと溜まり、光を受けて夜空のように沈んだ表情を作ります。円形のレリーフは、土の縁を無釉のまま残し、中央の造形だけに艶やかな焦茶の釉薬をのせるという、釉と素地の対比を効かせた仕上げ。リサが好んだ、施す場所を選ぶ釉薬の使い方がここにも生きています。
裏面には手描きで「LISA L. GUSTAVSBERG」のサイン。量産品に押される刻印スタンプではなく、彼女自身の筆によるサインが、この作品が工房から直接生まれた一点物であることを物語っています。グスタフスベリのスタジオで作られた作品であることは、こうした手の痕跡からも見て取れます。
リサにとって、こうした一点物の制作は「andningshål(呼吸のための窓)」でした。量産の制約から離れ、その日の気分のままに装飾できる自由な場所。ふたつの円を並べるという発想の遊び心も、そんな自由の中から生まれたのでしょう。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
シリーズ: Rundel(円形壁掛け)のモチーフによる一点物(Unikat)
メーカー: Gustavsberg(グスタフスベリ・スタジオ)
制作年代: 1960年代後半(Rundelデザインは1966年)
素材: シャモット炻器、施釉(藍色/焦茶)
サイズ: H5 × W27.5 × D21cm
サイン: 裏面に手描きサイン「LISA L. GUSTAVSBERG」
コンディション: 良品(Very Good)— 状態良好です。チップやヒビ、補修跡は見られません。外周のシャモット素地に見られる微細な凹凸や粒立ち、釉薬表面のピンホールや色ムラは、いずれも焼成時に生じるシャモット炻器特有の表情であり、損傷ではありません。
SKU: 20230125g3/66 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の陶板 , Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。



