Sylvia Leuchovius Flower
¥40,000
Sylvia Leuchovius(シルヴィア・ロイコヴィウス)によるストーンウェアの小皿です。
粘土のつぶが咲かせた一輪の花
直径14cmの小さな丸皿の中に、一輪の花が正面からこちらを見ています。中央にはアンバーの釉薬をまとった小さな粘土の粒(ビーズ)がびっしりと集まり、ふっくらとした花心を形づくる。その周囲に白い花弁が一枚ずつ放射状に並び、ダークブラウンの背景がモチーフの輪郭を静かに引き締めています。
ロイコヴィウスの代名詞は、手で丸めた小さな粘土のつぶを一つ一つ素地に貼り付けるレリーフ技法。壁掛け陶板や彫刻的な大作にこの技法が使われることが多い中で、本作はわずか14cmの器にその手仕事を凝縮した作品です。平面的な絵付けとはまるで違う——つぶと花弁が生み出す立体的な陰影は、光の当たり方で表情を変え、小さな皿の中に驚くほどの奥行きをつくり出しています。
素材と刻印
裏面にはRörstrandの三冠マークと「SWEDEN」、ロイコヴィウスのイニシャル「S.L.」。1950年代後半から70年代にかけて、Rörstrandのアトリエで制作された作品に見られる刻印です。素地はストーンウェア。約1280°Cの高温焼成で焼き締められた緻密な地に、アンバー、白、ダークブラウンの釉薬が施されています。花心のアンバーはつぶの頂点で薄く、つぶとつぶの間に溜まって深みを見せる——釉薬の厚みの差が生む自然な濃淡が、この小さな一枚に豊かな表情を与えています。
作家: Sylvia Leuchovius(1915–2003)
メーカー: Rörstrand
制作年代: 1960年代〜1970年代
素材: ストーンウェア、施釉
サイズ: 約 φ14 × D3 cm
コンディション: 良好(Very Good)
全体的に良い状態です。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。
SKU: 20210428r9/SL2 カテゴリー: ALL ITEMS, Rörstrand, Sylvia Leuchovius, Sylvia Leuchovius 1, serial production, sylvia leuchovius, Art Bowl タグ: serial production
在庫1個
Sylvia Leuchovius(1915–2003)
Swedish ceramist, Rörstrand from 1949.
Milan Triennale Silver Medal. Collections include Nationalmuseum Stockholm.
小さな粘土粒や花弁をひとつひとつ貼り重ね、土と釉薬に詩を宿す。ロールストランドのアトリエで一点ものの制作を貫いた陶芸家です。その仕事はストックホルムの批評家に「陶芸に詩が宿る」と評されました。




