Inger Persson Unique Piece
¥400,000
Inger Persson(インゲル・ペーション)による、鍵のネックレスをつけた少女の陶板です。
作家自身が手元に置き続けた一枚
鍵のネックレスをつけた少女は、Inger Perssonの代表的な陶板モチーフのひとつです。量産化されたバージョンがよく知られていますが、本品はそれとはサイズも釉薬の配色も異なるユニークピースで、量産に至らなかった試作品と考えられます。そしてこの一枚は、Inger Persson本人が手放さず、ずっと自身のもとで大切にしていたものです。作家が自分のために残した作品という来歴が、この陶板をさらに特別なものにしています。
渦巻きの目と、鍵のネックレス
くるくると渦を巻く大きな目が、どこかとぼけた表情でこちらを見つめています。胸もとから下がる一本の鍵のネックレスが、この子のいちばんの宝物なのかもしれません。裾の刻線や点描はスカートの縁飾りのようで、おめかしした女の子のちょっと得意げな気配が伝わってきます。
深いネイビーからターコイズへと移り変わる釉薬が、ダークブラウンのシャモット素地の縁にぐるりと囲まれて、小さな窓の中に夜空を閉じ込めたような奥行きを生んでいます。
裏面にはRörstrandの三王冠入りRマーク、SWEDEN、IP、ATELJEの刻印があり、工場の量産ラインとは異なるスタジオ制作であることを示しています。
作家: Inger Persson(1936–2021)
メーカー: Rörstrand Ateljé
制作年代: 1960年代
素材: シャモット・ストーンウェア、部分施釉
サイズ: 約42.5 × 15cm、厚さ 約2cm
コンディション: 良好(Very Good)
良い状態です。軽い経年感やスレがありますが、全体の印象を損なうものではありません。チップやヒビ、補修跡は見られません。シャモット素地特有の微細な凹凸やピンホールは焼成時に生じるもので、損傷ではありません。
SKU: 20190316r3/TB1 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Rörstrand, Inger Persson, 青の陶板, All Uniquepiece
在庫1個
Inger Persson(1936-2021)
温かなユーモアと巧みなろくろ技術を兼ね備えたスウェーデンの陶芸家です。フクロウや鳥などを抽象的に表現し、深い青を軸とする鮮やかな釉薬使いで知られます。粗めのシャモット土や手彫り模様を生かし、伝統に遊び心を加えた作品は国内外で高く評価されました。動物造形のユーモラスな魅力と色彩の豊かさが、多くの人々を引きつけ続けています。


