ÅKE HOLM “Björn”
¥80,000
低く身を伏せ、のっそりと歩を進めるような熊の小品です。細部を省いた丸みのあるフォルムが、熊という動物の持つ量感と穏やかさをよく捉えています。
大胆な省略が生む「熊らしさ」
目鼻や毛並みの描写はほとんどなく、頭部から背中、臀部へと続く大きな弧と、短く太い四肢だけで熊の姿が成り立っています。写実から離れることで、かえって熊の重心の低さやずんぐりとした体躯が際立ちます。Holmの動物彫刻に共通する、特徴を絞り込んで本質を捉えるアプローチがよく表れた一点です。
鉄釉の深い色調
表面を覆う暗い青黒色の釉薬は、鉄釉にコバルトを加えたHolm特有のものです。光の当たり方によって茶褐色がわずかに透け、重厚でありながら変化のある表情を見せます。底面には無釉のシャモット粘土が露出しており、赤褐色の素地と焼き穴が確認できます。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1960年代
素材: シャモット混合炻器、施釉)
サイズ: H15cm
署名: 底に「Å.Holm」
コンディション: 良好(Very Good)
ヒビや欠けは見られません。釉薬面に軽い経年によるスレがわずかにありますが、全体の印象を損なうものではありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20240918a1/67 カテゴリー: ALL ITEMS, フィギュア, Åke Holm, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。








