Åke Holm Bowl 16cm
¥120,000
聖書の彫刻作品で知られるÅke Holmのもうひとつの顔——釉薬の探究者としての仕事が結実した鉢です。内側から外側へと流れる複雑な釉薬の景色が、この小ぶりな器の最大の見どころです。
幾重にも重ねた釉薬が生む表情
茶褐色、オリーブ、青みがかった黒、そしてクリーム色が混ざり合い、見込みから口縁に向かって流れるように広がっています。これはHolmが得意とした兎の毛皮釉の一種と見られ、成分の異なる釉薬を何層にも重ね塗りし、高温の窯の中で化学反応させることで生まれる表情です。釉面に点在する小さな結晶粒や釉だまりも、その過程の痕跡です。
ルールファブリーケン時代を思わせる焼成
Holmの釉薬技術が最も輝いたのは、ルールファブリーケンの窯を使えた1940〜60年代でした。酸素の少ない窯内の雰囲気と炎の直接的な作用が、こうした生命感のある釉薬を可能にしました。本作の深く変化に富んだ色調は、まさにその時期の仕事を彷彿とさせます。底面には「Å. Holm」の署名があり、高台の素地は明るいベージュ色で、炻器の堅く焼き締まった質を確認できます。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1950〜60年代
素材: 施釉炻器
サイズ: φ16 H9.5 cm
署名: 底に「Å.Holm」
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。ヒビや欠けは見られません。わずかな経年感はありますが、気になる点はありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20240616a1/90 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, Åke Holm, ake holm on
在庫1個
Åke Holm(1900–1980)
Swedish ceramist, independent studio in Höganäs 1928–1980.
Known for biblical motifs in stoneware and terracotta.
ヘーガネスの小さな工房で51年間、ひとりきりの制作を貫いた陶芸家。聖書の物語を粘土で語り続け、ロイヤル・コペンハーゲンの誘いにも、国王の求めにも応じませんでした。型の大半は、本人の意志で壊されています。










