Åke Holm “Litografi 25”
¥32,000
黒と淡い黄土色だけで描かれた、力強い二つの人物像。中央に芽吹く枝が立ち上がり、静かな奇跡の瞬間を伝えています。
「アロンの杖」
この作品は、旧約聖書・民数記17章に記された「アロンの杖」の場面を描いていると思われます。イスラエルの民がモーセとアロンの権威に疑いを持ったとき、神は各部族の長に杖を幕屋に置かせました。翌朝、レビ族のアロンの杖だけが芽を出し、花を咲かせ、アーモンドの実を結んでいた——それが神の選びの証となった物語です。
画面中央に描かれた、蕾や花をつけて上へ伸びる枝がこの場面の鍵です。右側の人物は長い髭を蓄え、マントに包まれた堂々とした姿で、芽吹いた杖を手にしているように見えます。これはアロンの特徴——「芽吹いた杖、長い髭」——と一致します。左側のやや小さな人物は、顔を上に向け、指差すような仕草をしています。モーセ、あるいは奇跡を目撃する民の一人かもしれません。Holmは聖書の記述を忠実に再現するのではなく、物語の出来事に想像力を働かせて描きました。
博物館メンバーのための限定版画
Åke Holmは44年間にわたりHöganäs博物館の理事を務めました。このリトグラフは、博物館の年間メンバーシップのために制作された限定版画の一つです。269点もの版画を制作し、その売上は博物館の増築資金となりました。
Holmは訪問者を避け、観光客への販売を好みませんでした。時にはスウェーデン国王にさえ販売を断ったという逸話が残っています。この版画は、そうした作家の作品が博物館という場を通じて、理解ある支援者の手に渡っていった証でもあります。
技法: リトグラフ(多色刷り)
エディション: 112/275
サイズ: 23.5×31 (cm)
サイン 右下に:「Å Holm」(鉛筆)
額装: マット付き: 木製フレーム、マット付き
状態:Very Good 良い状態です。
軽い経年感やスレがありますが、全体の印象を損なうものではありません。
SKU: 20241016a5 カテゴリー: ALL ITEMS, Åke Holm, 絵・イラスト・ポスター, Åke Holm Litograf タグ: art
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。







