Åke Holm “ABRAHAM,ISAK OCH VADUREN”
¥150,000
旧約聖書・創世記の「アブラハムの燔祭」を描いた、Åke Holmの施釉陶板レリーフです。ホルムが繰り返し取り上げた聖書の物語の中でも、特に劇的な一場面を力強く造形しています。
信仰の試練を象徴する構図
画面左に立つ、手にナイフを持つ背の高い人物がアブラハム。右の小柄な人物が息子イサクです。二人の間には、渦巻く角を持つ雄羊が木と重なるように配置されています。神がイサクの身代わりとして備えた雄羊──物語の転換点を、画面の中心に据えた構成です。ホルムは登場人物の感情ではなく、象徴的な配置によって物語の本質を伝えています。アブラハムはホルムが繰り返し造形した人物で、ナイフと雄羊はこの預言者を識別するアトリビュート(持物)です。
型成形と炻器の釉薬
ホルムは気に入ったモチーフの石膏型を作り、同じ構図の作品を複数制作しました。優れた芸術を、絵画に代わる手頃な選択肢として届けるための方法です。本作もそうした型成形による一点と考えられます。シャモットを混ぜた粗い炻器が、素朴な力強さを生んでいます。茶褐色の鉄釉を基調に、背景には暗いブルーが覗き、レリーフの凹凸に沿って釉薬に濃淡が生まれています。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1950〜60年代
素材: シャモット混合炻器、施釉
技法: 型成形(石膏型)
サイズ: W33cm H27 cm
署名: 左下に「Åke Holm」
コンディション: 良好(Very Good)
ヒビや欠けは見られません。釉薬面に軽い経年感がありますが、全体の印象を損なうものではありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20240926a2/115 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Åke Holm, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。









