Carl-Harry Stålhane Unique Piece
¥270,000
Carl-Harry Stålhane(カール・ハリー・スタルハネ)による世界に一点だけのユニークピースです。若き日に画家を目指していた彼の情熱は、彼がRörstrandに入社した後、独自のデコレーション技法によって花開きました。しかし、彼の真の才能は陶芸家として独立した後に明らかになります。彼の作品は、形状の美しさとシルエットの力強さに焦点を当て、絵付けは控えめになりました。この時期の作品は、彼の芸術における洗練された表現の追求を物語っています。自身の工房とデザインハウスを設立した後、Stålhaneは再び絵付けに情熱を注ぎます。ここで彼は、創造的な自由を享受し、彼の芸術的ビジョンを完全に表現する機会を得ました。彼が手掛けた絵付け作品は数は少ないものの、そのすべてが高い芸術性を持ち、独特の美を放っています。これらの作品は、彼の深い画家としての根底にある愛と、陶芸という形での表現への不変の情熱を示しています。
この花瓶では両面に異なる顔を描くことで、外見と内面、そして心の奥深くに渦巻く感情の複雑さが投影されているかのようです。彼の陶器は、虚無感に包まれた人物を描き出し、美しく飾られた花でさえも、内面の空洞を埋めることはできないというメッセージを静かに伝えているかのようです。
1970s
H27 W24 T11.5 (cm)
在庫1個
SKU: 20240213r1/69 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の花器, New Arrival, Carl-Harry Stålhane
カール=ハリー・スタルハネ (1920–1990)
スウェーデンを代表する陶芸家で、Rörstrandでの40年近くにわたる活動で知られています。彼は18歳でRörstrandに入社し、デコレーターとしてキャリアを開始しました。その後、独自のスタイルを確立し、1950年代から1970年代にかけて、スリムでグラフィカルな花瓶や彫刻的な陶芸作品を手がけました。1960年代にはRörstrandの芸術監督を務め、陶芸界に多大な影響を与えました。また、1973年に自らのスタジオ「Designhuset」を設立し、自由な創作活動を行いました。彼の作品はMoMAやヴィクトリア&アルバート博物館など、多くの著名な美術館に収蔵されています。