Lisa Larson Unique Piece
¥250,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、Pomona(ポモナ)シリーズの陶板「Päron(洋梨)」の量産前プロトタイプです。
果樹園の色を探して
Pomonaは、ローマ神話の果実と豊穣の女神にちなんで名づけられた壁掛け陶板のシリーズです。1974年にデザインされ、1979年まで生産されました。リンゴ、洋梨、イチゴなどの果実が枝葉とともにレリーフで表現され、白いストーンウェアに鮮やかな手描きの釉薬で彩られた、リサの後期グスタフスベリ時代を代表するシリーズのひとつです。
本品は、その量産品と同じ型から生まれたレリーフでありながら、色合いと質感がまるで違います。量産品が白いストーンウェアの上に明るくクリアな色彩を載せるのに対し、この一枚は青みがかった地に深い色調が重なり、全体にどこか翳りのある表情をしています。洋梨の黄色は褐色がにじんでまだら模様を描き、花弁の白には細かな貫入が走り、枝を描く線には筆の勢いがそのまま残っています。
まだ「正解」が決まる前の一枚
量産品に見られる艶やかで均一な仕上がりはまだなく、釉層の厚みにばらつきがあり、色と色の境界にも揺れがあります。地の青も、縁に近づくほど濃く、中央ではその下の暗い層がうっすらと透けて見える。どの釉薬を、どのくらいの厚さで、どう塗り分けるか——量産に向けたレシピがまだ固まる前の、試行の手触りがそのまま焼き留められた一枚です。
裏面にはサインもスタンプもありません。壁掛け用の金具穴が設けられているため、陶板としての基本構造は完成していますが、マーキングがないことが、この作品がまだ生産ラインに乗る前の段階にあったことを静かに語っています。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
シリーズ: Pomona(ポモナ)
作品名: Päron(洋梨)— 量産前プロトタイプ(釉薬テスト)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1974年頃(推定)
素材: ストーンウェア、施釉
サイズ: 22 × 22cm
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。釉薬の不均一さや貫入は、試作品としての性格に起因するもので、損傷ではありません。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20240130g13/LU9 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の陶板 , Lisa Larson Prototype, All Uniquepiece, Artist's Edition
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
“猫のマイキー”で知られるリサ・ラーソン──けれど世界では、自由な造形で評価されたスウェーデンを代表する陶芸家として語られています。





