Lisa Larson Unique Piece
¥120,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、Rundel(ルンデル)シリーズの「Fjäril」(蝶)——量産では採用されなかった釉薬で仕上げられた、釉薬テスト品(glasyrprov)です。
翅に模様を描かれた蝶
量産品のRundelの蝶は、レリーフの上にブラウン系の釉薬を一色でさっとかけた仕上げです。この個体はまったく違います。翅の一枚一枚に、青と紫の縞模様が筆で描き込まれている。コバルトブルーの点が触角や翅の付け根にぽつぽつと打たれ、胴体にはブラウンが残る。蝶の「模様」そのものを釉薬で表現しようとした一点です。
フレームも独特で、側面はテラコッタの素地がそのまま露出し、内側だけに淡いグレーブルーの釉薬がかかっています。
模様を描くか、描かないか
グスタフスベリの釉薬研究室(glasyrlabb)が量産化に先立って実際の型の上で釉薬を試していた過程で生まれた一点と考えられます。最終的に採用されたのは、蝶のレリーフに単色の釉薬をかけるシンプルな仕上げ。本品は、蝶の翅にリアルな模様を描き込むという、もうひとつの選択肢が検討されていたことを伝えています。手間のかかる手描きの工程が、量産のコストに合わなかったのかもしれません。
同じ試作カラーのRundelを取り扱っていますが、すべて配色も仕上げの方向性も異なります。
裏面に型押しで「GUSTAVSBERG」の刻印、グスタフスベリ社の楕円形ラベルが2枚残存しています。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
シリーズ: Rundel(ルンデル)
作品名: Fjäril(蝶)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1966年デザイン、1969–1972年頃製造
素材: 白色ストーンウェア、施釉
サイズ: 直径 約12cm
コンディション: 良好(Very Good)
良い状態です。軽い経年感やスレがありますが、全体の印象を損なうものではありません。フレーム側面のテラコッタ素地に軽微なスレが見られます。グスタフスベリ社楕円形ラベル2枚残存。
※部屋に飾られている写真は、
SKU: 20230303g6/LU12 カテゴリー: Lisa Larson, 北欧の陶板 , Lisa Larson Prototype, All Uniquepiece, Glaze Variant
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
“猫のマイキー”で知られるリサ・ラーソン──けれど世界では、自由な造形で評価されたスウェーデンを代表する陶芸家として語られています。




