Lisa Larson Unique Piece
¥900,000 元の価格は ¥900,000 でした。¥675,000現在の価格は ¥675,000 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、ユニークピースの陶板です。
スウェーデンの夏草を、土に
深い夜のような紫の地に、ふっとひらく真昼の青。混じり合う色のあわいから、夏草たちがすっと背を伸ばしています。穂の重み、葉の反り、シダのこまやかなぎざぎざ。一本一本がまるで風に揺れた一瞬で固まったかのように、生き生きと立ち上がっています。
これらの草は、リサが描いたものではありません。本物の野草を、まだやわらかい粘土の上に寝かせ、上から押し当ててできた跡です。葉脈の細やかさも、穂先のかさついた質感も、植物そのものが土に残したかたち。絵筆では届かないこまやかさが、そのまま陶板に焼きつけられています。
「描く」のではなく、「写しとる」植物画
同時代の北欧陶芸では、フィンランドのトイニ・ムオナがミニマルで端正な植物モチーフを残しています。けれどリサの草むらは、整理された美しさとは少し違う方向を向いています。穂は不揃いに伸び、葉は重なり合い、釉薬は紫から青へと予測不能に流れていく。植物そのものを正確に写そうとしたというより、草むらに分け入ったときに鼻先をかすめるあの濃密な匂い、足元でガサッと鳴る感触——そういう、植物に出会った瞬間の身体感覚そのものを陶板に閉じこめようとしたかのようです。
リサにとってユニークピースの仕事は「andningshål(息継ぎの場所)」でした。量産のための制約から解き放たれて、自分の気分のままに装飾する自由。この陶板は、その自由のなかでしか生まれえなかった一枚です。同じ構図、同じ釉薬の流れ、同じ草の組み合わせは、世界に二つとありません。
裏面には吊り下げ用の穴が成形されており、壁掛けとして仕上げられています。釉薬の縁が額のように板の側面にまで回り込み、絵画的な存在感を放ちます。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1970年代頃(※サイン確認後に確定)
素材: 白色ストーンウェア、植物押し型成形、施釉
サイズ: 34.5 × 28.5 cm
コンディション: 良品(Good)
鑑賞には支障のない状態ですが、側面の縁に小さな欠けがあります。表側の絵柄部分にはチップ、ヒビ、補修跡はありません。釉薬の流れの不均一さ、縁部の素地の凹凸、裏面の鉄分由来のシミは、リサが手作業で仕上げた一点物ならではの特徴であり、損傷ではありません。
SKU: 20240516g4/112 カテゴリー: Lisa Larson Unique Piece1, Lisa Larson INTRODUCING, ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の陶板 , Gustavsberg, 訳あり商品, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece Brand: Gustavsberg
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。








