Lisa Larson RYTTARE
¥700,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、壁掛けレリーフ「Ryttare」(騎手)のスタジオ作品です。
リサの手が宿る馬と騎手
どっしりとした馬の背に、三人の人物がきゅっと身を寄せ合って揺られています。胴体を埋め尽くす円形のレリーフ、騎手たちの衣に散りばめられた幾何学模様。ダーラナの木馬や北欧の民俗画を思わせるモチーフを、リサは粘土の上でのびのびと再解釈しています。
量産された同デザインと並べてみると、その違いがじわりと見えてきます。一見、同じ形——けれど本品は釉薬の色がぐっと深く、円形レリーフの一つひとつに微妙な大きさや深さの揺らぎがあります。騎手たちの衣の色もより複雑で、模様の筆致に迷いのない勢いがある。全体から受ける印象が、どこか力強い。これは気のせいではありません。
スタジオハンドが示すもの
裏面を見れば、その理由がはっきりします。量産品には工場の「Gustavsberg LL」スタンプが押されていますが、本品にはリサ本人の手で彫り込まれたスタジオハンドマークとサインが残されています。つまりこれは、工場の型から生まれた量産品ではなく、リサ自身がスタジオで手がけたオリジナル作品です。
型を使った量産品は、肉厚が均一で表面が整い、釉薬も安定した発色になります。一方、リサ自身が成形した本品は、レリーフの彫りの深さや釉薬の溜まり方に手仕事ならではのばらつきがあり、それが色調の深みと表情の豊かさを生んでいます。量産品が「かわいらしさ」を纏うのに対して、本品が「力強さ」を感じさせるのは、まさにこの違いから来ているのです。
1959年、グスタフスベリ入社から5年。リサがスタジオで自由に手を動かしていた時代の息吹が、この一枚には宿っています。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
作品名: Ryttare(騎手)
メーカー: Gustavsberg Studio
制作年代: 1959年頃
素材: ストーンウェア、施釉
サイズ: 約 H25 × W31 cm
マーキング: 裏面に手彫りのスタジオハンドマーク、リサ本人のサイン
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。ヒビ、欠け、補修跡は見られません。
※部屋に飾られている写真は、
SKU: 20220909g1/18 カテゴリー: Artist's Edition, ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の陶板 , Gustavsberg, Lisa Larson Unique Piece, Lisa Larson Prototype, All Uniquepiece Brand: Gustavsberg
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg Studio 1954–1980.
Known for animal figurines and unique stoneware sculptures.
私たちが知っているリサ・ラーソンは、量産品のリサ・ラーソンです。
けれど製品になる前──手びねりの原型、試された色、
実現しなかった夢のかたちの中にこそ、
陶芸家としての素顔が眠っています。



