Lisa Larson Unique Piece
¥900,000 元の価格は ¥900,000 でした。¥675,000現在の価格は ¥675,000 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、ユニークピースの座像です。
考えるひと、あるいは、踏みとどまるひと
片手で頭をかかえ、もう片方の腕で膝を抱きこむ。背中をまるめて深くうずくまった、小さな人の姿です。
一見すると、悩みを抱えてうつむいているように見えます。けれど、目元をよく見ると——眉はわずかに引き締められ、視線は床ではなく、少し先の何かをじっと捉えている。打ちひしがれているのではなく、いま、思考のいちばん深いところに沈み込んでいる人の顔です。
リサのフィギュアといえば、にこやかな動物たちやふくよかな女の子たちが思い浮かびます。けれど、彼女のユニークピースには、量産品では決して見られない別の顔があります。本品はまさにその一面——憂いと意志、弱さと強さが同居する、複雑な人間の感情を一塊の土に閉じ込めた作品です。
リサの手だけが作りえた、一点もの
グスタフスベリにおけるユニークピース制作を、リサ自身は「andningshål(息継ぎの場所)」と呼びました。量産デザインの厳しい制約から離れ、自分の気分のままに粘土と向き合える時間。本品はまさにその時間から生まれた、一度きりの造形です。
シャモットを含む炻器の粘土を手で握り、押し、丸め、立ち上げる。表面には指の跡、土を寄せた継ぎ目、爪の引っかきがそのまま残っています。釉薬はやわらかなグレーがかった青を主軸に、ところどころで素地のクリーム色が抜けるように顔をのぞかせる。額や手の甲、膝頭——光が当たる部分だけ釉薬を薄くまとわせ、土の温度をそのまま残しています。リサが繰り返し語ってきた「kavlen(伸ばし棒)が最も愛した道具」という言葉が示すように、彼女の造形はいつも、手と土の対話そのものでした。
底面には、リサ自身による手彫りのサイン「Lisa L.」が残されています。釉薬の届かない素地部分には、シャモットの粗い粒子と、焼成時の自然な貫入が見て取れます。工場の量産ラインを通った標準品ではなく、リサのアトリエの机の上で、彼女の手だけで完結した一体であることが、底面から確認できます。
リサの作品は、愛らしさだけでは語りきれません。本品のような内省的な造形に出会うとき、彼女が「セラミック・アーティスト」と呼ばれてきた本当の意味が立ち上がってきます。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
作品名: 座る人(Sittande figur)
種別: ユニークピース(Unikat)── 一点物
メーカー: Gustavsberg(スタジオ作品)
制作年代: 1970年代頃(推定)
素材: シャモット・ストーンウェア、部分施釉
サイズ: H約14cm
マーキング: 底面に手彫りサイン「Lisa L.」
コンディション: 美品(Excellent)
良好な状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。表面の貫入や釉薬のムラ、底面のシャモット素地に見られる微細な凹凸は、ユニークピース特有の手仕事の痕跡であり、損傷ではありません。
SKU: 20230310g4/LU2 カテゴリー: Lisa Lason FAVOURITES, ALL ITEMS, Lisa Larson, フィギュア, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1, Lisa Larson Unique Piece1, SALE
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。






