Lisa Larson Unique Piece
¥750,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、鳩のスタジオ作品(unikat)。量産品Palomaの原型と考えられる一点物です。
すべてはこの鳩から始まった
Palomaは、リサがグスタフスベリで最初に量産化したシリーズです。1955年にデザインされ、1955年から1956年にかけて生産されました。鳩のフィギュリンと2種類のサイズの灰皿で構成されています。量産品は白いストーンウェアで作られ、丸みのある形状と線刻装飾を持ち、「Paloma」の名はスペイン語で鳩を意味します。
24歳のリサがグスタフスベリの試用期間中に手がけた、まさにキャリアの原点。この個体は、その量産品Palomaが生まれる前に、リサ自身がスタジオで手びねりした一点物のスタジオ作品と考えられます。ころんと丸い胴体、ちょこんと載った小さな頭——Palomaに通じるフォルムの骨格がはっきりと見てとれますが、その全身を覆う深いオリーブグリーンから褐色の釉薬、翼に施された葉脈のように細密な線刻装飾、そして花のような丸い目の表現は、白い素地にカラフルな手描きを施した量産品とはまったく別の世界に属しています。RETRO社のLisa Larson特集号(P.96)にも同様の作品が掲載されています。
スタジオハンドが証す、リサの手仕事
裏面には「LISA L」の彫り文字とスタジオハンド(studiohanden)のマークが刻まれています。オークション記録にも、鳥をモチーフにしたリサのunikatで「Signerad: Lisa L samt Studiohanden Gustavsberg」のマークが記された作例が確認されています。このマークの組み合わせは、グスタフスベリ・スタジオで制作されたリサ自身によるオリジナル作品——すなわちunikat(一点物のスタジオ作品)であることを示すものです。
量産品に見られる工場の刻印はなく、型の継ぎ目も確認できません。底面には焼成時の空気抜きと見られる小さな穴が1つ。シャモット・ストーンウェアの粗い粒子と不規則な釉薬の厚みの変化が、手びねりで成形されたことを物語っています。量産品Palomaが白い素地にカラフルな絵付けという方向に進んだのに対し、この個体はリサの初期ユニーク作品に特徴的な渋い色調と線刻装飾で仕上げられており、量産に「翻訳」される前の、アーティストの純粋なビジョンがそのまま残されています。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
シリーズ: Paloma 関連 / スタジオ作品(unikat)
作品名: Duva(鳩)
メーカー: Gustavsberg Studio
制作年代: 1950年代半ば(推定)
素材: シャモット・ストーンウェア、施釉、線刻装飾
サイズ: W 10 × H 9.5 cm
コンディション: 良好(Very Good)
良い状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。底面に焼成時の空気抜き穴が1つあります。シャモット素地特有の粗い質感や釉薬のムラ、ピンホールは手びねり・手作業の焼成による製造上の特性であり、損傷ではありません。経年による釉薬表面の軽微なスレがあります。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20241204g1/LU9 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, Lisa Larson Unique Piece, Lisa Larson Prototype, All Uniquepiece, Original Studio Piece
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
“猫のマイキー”で知られるリサ・ラーソン──けれど世界では、自由な造形で評価されたスウェーデンを代表する陶芸家として語られています。










