Rörstrand Olle alberius
¥75,000 元の価格は ¥75,000 でした。¥65,000現在の価格は ¥65,000 です。
Rorstrand(ロールストランド)のOlle alberius(オーレ・アルバリウス)による陶板です。柔和な色彩の中に多数の円が溶け合うように配置された図柄が特徴的です。宇宙や細胞を思わせるこの幾何学的な模様は、抽象性と具体性を繊細に融合させています。彼の作品は、同系色の釉薬を使って緻密に濃淡を付け、さらに透明なガラス質の層を加えることで、円形のパターンに深みと立体感を与えています。この陶板は、見る角度によって異なる表情を見せるよう設計されており、それにより陶芸が持つ可能性の広がりを示しています。アルバリウスの手法は、陶器の伝統的な境界を超えて、芸術作品としての陶板の役割を再定義しています。この作品は、技術的な習熟と芸術的なビジョンが見事に結びついたものと言えるでしょう。
裏面のフチに細かな欠けが一か所あります。
W26×27.5 (cm)
1960s
在庫1個
SKU: 20240410r2/36 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Rörstrand, 訳あり商品, Olle alberius, New Arrival, Bird
Olle alberius (オーレ・アルバリウス)
オーレ・アルバリウスは1926年4月8日にスウェーデンのヨンショーピングで生まれました。若い頃からアートとデザインに情熱を注ぎ、1952年から1956年にかけてストックホルムの美術工芸大学コンストファックで学びました。ここでの学びは彼のデザイン哲学を育み、セラミックとガラスデザインの技術を磨く貴重な時期となりました。1957年にはストロムスタッドのSyco Keramikに加わり、その後1965年まで同社で活躍しました。1963年からは、Syco Keramikに在籍しつつロールストランドでも創作活動を展開し、Astral、Fleur、Formaといった影響力のあるセラミックシリーズを手掛けました。彼のデザインはスカンジナビアのシンプルさと機能性を追求したことで高く評価されます。1971年には新たな挑戦としてOrrefors Glassworksに移籍し、ガラスデザインに専念しました。グレイルやアリエルなどの技術を用いて、繊細で洗練されたガラスウェアやアートガラスを創出し、伝統的なガラス製造の枠を広げ、Orreforsの国際的な評価を確立しました。
オーレ・アルバリウスの作品はミッドセンチュリーモダンの美学と実用性を兼ね備え、スカンジナビアデザインの特徴を体現しています。
「日常の物品に美しさと機能性をもたらす」という彼のビジョンは今も高い評価を受けており、彼の作品はストックホルム国立博物館や、ヨーテボリのレース博物館などの常設コレクションに収められています。