Sylvia Leuchovius Bowl 32cm
¥150,000
Sylvia Leuchovius(シルヴィア・ロイコヴィウス)によるストーンウェアのボウル(アトリエ品)です。
白い粒が描く、ふたつの輪
浅く開いた器の内側に、白い粘土球がふたつの同心円を描いています。モチーフは何も描かれていません。ブラウンとサンドベージュが混じり合う釉肌に、白い粒の輪だけ。それだけで、器の中にすっと目が引き込まれるような奥行きが生まれています。
ロイコヴィウスは、小さな粘土球を手で丸めて素地に貼り付けていくレリーフ技法で知られた作家です。壁掛けプレートでは鳥や花や子供を生き生きと描いた人ですが、この作品ではその手数をぐっと抑えている。粘土球という最小限の要素だけで、器の表情をつくり上げています。同時代の批評家に「粘土と色彩の詩」と称された彼女の仕事の、静かな一面を見せてくれる作品です。
アトリエ品——作家の手から直接生まれた作品
裏面にはRörstrandの三冠マーク、「ATELJÉ」、イニシャル「S.L.」、「32」、「SWEDEN」の刻印があります。これはRörstrandのアトリエ部門で少量だけ制作されたセミユニーク品の証。量産品とは違い、作家自身の判断で仕上げられた限定的な作品です。
素地はシャモット・ストーンウェア。約1280°Cで焼き締められた肌はとても硬く、裏面には白いシャモットの地肌とヘラの跡がそのまま残っています。表面ではシャモットの粗い粒子が透明釉の下にうっすら透けて見え、光の角度で表情が変わります。
作家: Sylvia Leuchovius(1915–2003)
メーカー: Rörstrand
制作年代: 1950年代〜1960年代(推定)
素材: シャモット・ストーンウェア、施釉
サイズ: 約 φ32 H6 cm
コンディション: 良好(Very Good)
全体的に良い状態です。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。シャモット素地特有の微細な凹凸やピンホールは焼成時に生じる製造上の特性であり、損傷ではありません。
※部屋に飾られている写真は、
SKU: 20221118r5/119 カテゴリー: ALL ITEMS, Rörstrand, Sylvia Leuchovius, Sylvia Leuchovius 1
在庫1個
Sylvia Leuchovius(1915–2003)
Swedish ceramist, Rörstrand from 1949.
Milan Triennale Silver Medal. Collections include Nationalmuseum Stockholm.
小さな粘土粒や花弁をひとつひとつ貼り重ね、土と釉薬に詩を宿す。ロールストランドのアトリエで一点ものの制作を貫いた陶芸家です。その仕事はストックホルムの批評家に「陶芸に詩が宿る」と評されました。




