Sylvia Leuchovius Fjäril
¥80,000
Sylvia Leuchovius(シルヴィア・ロイコヴィウス)による陶板作品です。
粘土のひと粒に宿る、蝶と花の小さな世界
ダークブラウンの釉薬を背景に、3匹の蝶と1輪の花。蝶の翅を埋め尽くしているのは、ロイコヴィウスの代名詞である小さな粘土球です。コバルトブルーの粒がひとつずつ丁寧に並べられ、白い線描の体や触角と合わさって、手のひらに収まるほどの円の中に驚くほど密度の高い世界が生まれています。上部の花はデイジーを思わせる白い花弁に、中心部はオレンジがかった粘土球の集合体。深みのあるブラウンの地との対比が、小さなモチーフのひとつひとつを際立たせています。
ロイコヴィウスの粘土球レリーフは、壁掛け陶板やユニーク彫刻といった大きな一点物で知られますが、このような小品にも同じ技法が惜しみなく注がれています。蝶——彼女が好んで繰り返し描いたモチーフのひとつ。ストックホルムのNationalmuseumが2025年に新たに収蔵した作品も、蝶をかたどった粘土球レリーフの小品でした。手にした時の粒々の感触は、写真では伝わりにくいこの技法の大きな魅力です。
Rörstrandの量産品に宿るアトリエの手仕事
裏面にはRörstrandの三冠マーク、「SWEDEN」、イニシャル「S.L.」と型番コード。アトリエでの一点制作品ではなく、ロイコヴィウスがデザインし工場で少量生産されたプロダクトラインの作品です。とはいえ、粘土球のレリーフは機械では再現できません。ひと粒ずつ手で貼り付ける工程は量産品であっても変わらず、表面に触れればその凹凸がはっきりと指先に伝わります。素地はストーンウェア。裏面の白い施釉面は滑らかで、縁にはシャモット粘土の粗い粒子がわずかに覗いています。
作家: Sylvia Leuchovius(1915–2003)
メーカー: Rörstrand
制作年代: 1960年代〜1970年代(推定)
素材: ストーンウェア、施釉
サイズ: 約 φ19 D3 cm
コンディション: 良好(Very Good)
全体的に良い状態です。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。粘土球レリーフ表面の微細な凹凸やピンホールは焼成時に生じる製造上の特性であり、損傷ではありません。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20221118r1/29 カテゴリー: sylvia leuchovius, wallplate, ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Rörstrand, Sylvia Leuchovius, Sylvia Leuchovius 1, serial production タグ: serial production
在庫1個
Sylvia Leuchovius(1915–2003)
Swedish ceramist, Rörstrand from 1949.
Milan Triennale Silver Medal. Collections include Nationalmuseum Stockholm.
小さな粘土粒や花弁をひとつひとつ貼り重ね、土と釉薬に詩を宿す。ロールストランドのアトリエで一点ものの制作を貫いた陶芸家です。その仕事はストックホルムの批評家に「陶芸に詩が宿る」と評されました。




