Sylvia Leuchovius Unique Piece
¥700,000
Sylvia Leuchovius(シルヴィア・ロイコヴィウス)によるストーンウェアの壁掛けプレート(ユニーク品)です。
深いコバルトブルーの花、ひとつだけ
円形のプレートいっぱいに、大きな花がひとつ。4枚の花弁が画面を埋め尽くし、その中心には手で丸めた小さな粘土球がぎっしりと集まって花芯を形づくっています。ロイコヴィウスの代名詞であるこの粘土球のレリーフ技法が、ここではモチーフそのもの——花の生殖器官である花芯——と一体になっている。装飾が構造になり、構造が装飾になる。直径約40cmという大ぶりなサイズも相まって、一輪の花が持つ力強さがストレートに伝わってきます。
色彩もこの作品の大きな見どころです。ロイコヴィウスは「くすんだ色調(multna färger)」を得意とした作家ですが、本作では深く濃いコバルトブルーと黒の2色に絞り込んだ、彼女の作品の中でもとりわけ大胆な色面構成を見せています。花弁のブルーは釉薬の厚みや光の角度によって明るく輝いたり深い闇に沈んだりと、表情が一定ではありません。黒い地の部分との境界線が花弁の輪郭を際立たせ、グラフィカルな力強さと釉薬の奥行きが同居しています。
一点物の刻印が語ること
裏面には、Rörstrandの三冠マークと「R」、「SWEDEN」、そして「S. Leuchovius」の手書き署名。左下に「39/d」の固有番号が記されています。「SWEDEN」表記は1951年以降の制作であることを示し、フルネームの手書き署名と固有番号の組み合わせは、アトリエのセミユニーク品ではなく、ロイコヴィウスが自らの手で制作したユニーク品であることを意味します。
裏面に露出したシャモット素地の灰色の肌は、約1280°Cの高温焼成で完全に焼結しており、石のように硬く、吸水性がありません。縁に沿って見える素地の茶褐色の焼け色は、焼成時の窯内環境が生んだ自然な変化です。
作家: Sylvia Leuchovius(1915–2003)
メーカー: Rörstrand
制作年代: 1951年以降(「SWEDEN」表記に基づく)
素材: シャモット・ストーンウェア、施釉
サイズ: φ39.5 D6 cm
コンディション: 良好(Very Good)
全体的に良い状態です。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。シャモット素地特有の微細な凹凸やピンホールは焼成時に生じる製造上の特性であり、損傷ではありません。
SKU: 20250201r1 カテゴリー: ALL ITEMS, 北欧の陶板 , Rörstrand, Sylvia Leuchovius, Sylvia Leuchovius 1
在庫1個




