Sylvia Leuchovius VASE
¥65,000 元の価格は ¥65,000 でした。¥37,500現在の価格は ¥37,500 です。
Sylvia Leuchovius(シルヴィア・ロイコヴィウス)によるストーンウェアの花瓶(アトリエ品)です。
青の円筒、白い粒の首飾り
すっと立ち上がる円筒形。深いコバルトブルーの釉薬が胴を覆い、下部に向かって淡いブルーグレーへと静かにほどけていきます。口縁のすぐ下には、小さな白い粘土の粒(ビーズ)が一列にぐるりと巡る。まるで首飾りのように連なるこのつぶの一列が、深い青の花瓶にロイコヴィウスらしい繊細なアクセントを添えています。
ロイコヴィウスの代名詞である粘土粒のレリーフは、壁掛け陶板の面を埋め尽くすように使われることが多い技法です。しかしこの花瓶では、たった一列の粒だけ。それだけで、量産のストーンウェア花瓶とはまったく違う表情が生まれています。装飾の引き算ができるのは、長年この技法と向き合ってきた作家だからこそ。コバルトブルーの深さもまた印象的です。日本の染付や瑠璃釉とも違う、スウェーデンの高温焼成ストーンウェアが見せる、くぐもった深みのある青。釉薬の厚みや焼成中の微妙な温度差によって、一つの花瓶の中に濃淡が自然に生まれています。
アトリエ品——作家の手が直接届く場所から
底面にはRörstrandの三冠マーク、「ATELJÉ」、ロイコヴィウスのイニシャル「S.L.」の刻印。量産ラインとは区別されたアトリエ部門で、少量のみ制作されたセミユニーク品です。Rörstrandのアトリエ制度は、アーティストが自由に制作し革新的な表現を追求できる場として機能していました。底面は無釉のまま仕上げられ、シャモット粘土のグレーの素地がそのまま露出しています。約1280°Cの高温焼成で焼結した素地は石のように硬く緻密で、釉薬を掛けなくとも吸水しない。この無釉の底面こそ、シャモット・ストーンウェアの素材としての確かさを物語っています。
作家: Sylvia Leuchovius(1915–2003)
メーカー: Rörstrand
制作年代: 1960年代〜1970年代
素材: シャモット・ストーンウェア、施釉
サイズ: 約 H23.5 cm
コンディション: 並品(Good)
一部デザインの剥がれがあるため価格に反映しています。
SKU: 20210428r2/SL2 カテゴリー: ALL ITEMS, Rörstrand, Sylvia Leuchovius, 訳あり商品, 北欧の花器




