Thomas Hellström SOLD OUT!
Thomas Hellström(トーマス・ヘルストローム)による、 トナカイ(Ren)のフィギュアです。
ダーラナの森から来た、小さなトナカイ
ストックホルムのKonstfackで学んだのち、約50年にわたってNittsjöで制作を続けたトーマス・ヘルストロームは、丸みのある造形とやさしい表情を持つ動物フィギュアの名手として知られています。このトナカイは、ずんぐりとした胴体にすっと伸びた鉄製の角を載せて、どこか誇らしげに前を見据えています。短い脚でとことこ歩き出しそうな佇まいに、北欧の森の空気がふっと漂います。同じトナカイでありながら一点ずつ表情も色合いも、重さまでも異なる仕上がり。それは量産品にはない、手の中で土と向き合いながら生まれた個体差です。
陶と鉄——ふたつの素材が出会うとき
土器のボディは、触覚的な表面を持ち、グレーがかった釉薬と素焼きの土肌が斑に入り混じっています。胴の側面にはうっすらと丸い模様が浮かび、まるで冬毛の模様のよう。そしてなにより目を引くのは、陶のボディから伸びる鉄製の角。枝分かれした平たいシルエットが、重たい土の塊にすっと軽やかさを与えています。
トーマスは「温かみがあり、ユーモラスで、ときに繊細な皮肉を込めた」北欧デザインの系譜に連なる作家です。陶と鉄という異なる素材を一体の動物に同居させる大胆さは、Nittsjöにとって重要なデザイナーであり、1958年の入社から2006年まで働き続けた彼ならではの、技術者とデザイナーの両方の顔を持つ制作姿勢の表れでもあります。
作家: Thomas Hellström(1924–2006)
メーカー: Nittsjö Keramik
作品名: Ren(トナカイ)
制作年代: 1960年代
素材: 土器(lergods)、部分施釉、鉄製の角
サイズ: H17 W15 cm
コンディション: 良好(Very Good)
全体的に良い状態です。陶土の素地に見られる粒子の粗さや微細な凹凸は素材由来の特性であり、損傷ではありません。
※部屋に飾られている写真は、
SKU: 20220919n1/21 カテゴリー: serial production, ALL ITEMS, thomas hellström, Nittsjo, SALE, Thomas Hellström, フィギュア, SOLD OUT!, Christmas, はじめての北欧アート タグ: serial production
Thomas Hellström(1924-2006)
1924年にアメリカで生まれ、ヨーテボリで育つ。1950年からラートヴィクに居住。 1958年からNittsjöでデザイナー兼技術者として働く。
ヨーテボリの手工業協会、ストックホルムの技術学校美術コース、ストックホルムの高等芸術工業学校で学び、作品はダーラナ博物館、国立博物館、ローシュカ美術館などに収蔵されています。
銀行、教会、県庁など、公共装飾の制作も行っていたため、スウェーデンの様々な場所で彼の作品を見ることが出来ます。








