Åke Holm “Litografi 11” SOLD OUT!
Åke Holm(オーケ・ホルム)による250枚限定のリトグラフです。オーケは聖書をモチーフとした作品を多く手掛けており、このリトグラフもその一例です。描かれているのは旧約聖書のサムエル記に基づくエピソードで、若きダビデがサウル王の前で竪琴を弾き、その音楽がサウルの心を和らげる場面です。
北欧の宗教画の特徴であるシンプルさを取り入れたこの作品は、デフォルメされたスタイルで描かれながらも、悪霊に悩まされている王の表情がようやく和らいでいく様子や、心を込めて竪琴を弾くダビデの様子が見事に表現されています。Åke Holmは、シンプルな描写を通じて深い感情と物語を伝える力を持っており、このリトグラフもその一例として高く評価されています。
Åke Holmは訪問者を避け、観光客に作品を販売することを嫌がったため、彼の作品を手に入れることは難しかったようです。時にはスウェーデン国王にさえも販売を拒否することがありました。また、Åke HolmはHöganäs博物館の重要な支援者であり、博物館の年間メンバーシップのために限定版の版画を制作していました。このリトグラフはその一つで、メンバーでないと手に入れることは出来ませんでした。
ダメージもなく良好なコンディションです。
36.5×26.5 (cm)
178/250
1950-60s
在庫切れ
SKU: 20240621a1 カテゴリー: ALL ITEMS, SOLD OUT!, Åke Holm, 絵・イラスト・ポスター
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。