BÖRJE SKOHG Fish
¥195,000
この作品はBörje Skohg(ボリエ・スコーグ)の洞窟壁画シリーズの一つで、長方形の陶板に描かれたもので、古代の遺物のような形状ではなく、整ったフォルムが特徴です。ここに描かれているのは、群れで泳ぐ魚たちのシーンで、釉薬による風化した大地のような背景に、銀彩で描かれた魚のモチーフが浮かび上がっています。
Skoghの洞窟壁画シリーズは、古代の象徴を現代的な視点で再解釈し、釉薬や銀彩の技法を用いて時間と自然の流れを表現しています。この作品では、魚たちの群れが静かに泳ぐ姿が強調されており、背景に広がる複雑なテクスチャが、海底や風化した大地を想起させます。銀彩が用いられていることで、魚たちは立体感を持って浮かび上がり、歴史的な要素と現代の技術が融合した作品となっています。
この陶板は、発掘された古代の遺物のような印象を与える他の作品とは異なり、Skoghが整えたフォルムを持つことで、過去と現代をつなぐ新たな表現を生み出しています。
ヒビや欠けもなく良好なコンディションです
30×43.5 D1.5 (cm)
在庫1個
Börje Skohg (1923-2006)
グスタフスベリに在籍し、師ヴィルヘルム・コーゲから受け継いだ銀彩技法を独自に発展させた陶芸家。一点ものの作品制作にこだわり続けたため、その名は広く知られていません。ゆえに、残された作品は極めて希少なアートピースとして、静かな輝きを放っています。