ÅKE HOLM “Kullatroll”
¥75,000
1930年代、スウェーデン南部のリゾート地メッレの土産物として生まれたトロールのフィギュア。体に対して大きな頭、にんまりとした表情──小さな像に、若きホルムのユーモアと造形感覚が凝縮されています。
工房の経営を支えた小さなトロール
クッラトロールは約50種が制作されたシリーズで、大恐慌時代のホルムの工房にとって重要な収入源でした。この一点は、青い衣をまとい、両手を体の脇に下ろして佇む姿。顎を少し上げ、目を細めたような表情にはどこかとぼけた愛嬌があります。頭部が体に対して大きいプロポーションは、1930年代のホルム作品に共通する特徴です。単なる土産物でありながら、ホルムはこうした単純化されたフォルムを通じて彫刻的な造形を探求し、後の聖書人物像や動物彫刻へと繋がる礎を築きました。
鋳込み成形と青い釉薬
後年の手びねりによる重厚な炻器とは異なり、鋳込み成形による陶器(Lergods)です。肌の部分は淡い緑がかったクリーム色、衣服には深い青の釉薬が施されています。衣のひだに沿って釉薬の濃淡が自然に生まれ、小さいながらも表面に豊かな表情があります。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 1930年代
素材: 陶器
サイズ: H15 cm
署名: 底に「Å. Holm」
コンディション: 美品(Excellen)
とても良い状態です。ヒビや欠けは見られません。わずかな経年感はありますが、気になる点はありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20240916a4/67 カテゴリー: ALL ITEMS, 訳あり商品, フィギュア, Åke Holm, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。





