Åke Holm
¥150,000
淡い灰青の地にコバルトブルーと赤褐色で二人の人物が描かれた、厚みのある箱型の小さな陶板です。側面に記された「Å. Holm」の署名から、1930〜40年代の初期作品と判断できます。後年の重厚な炻器彫刻とはまったく異なる、軽やかな筆の走りが印象に残ります。
物語を感じさせる二人の姿
画面上半分に、コバルトブルーの線で二人の人物が向かい合うように立っています。左の人物は杖のようなものを手にし、右の人物はやや小柄で、何かを差し出すような仕草にも見えます。足元には赤褐色の釉薬がたっぷりと置かれ、岩場や大地を思わせます。Holmは聖書の物語を信仰としてではなく「面白い題材」として選んだ作家であり、この場面にも何らかの物語の一場面が込められているのかもしれません。
初期の探究心が生んだ珍しい形
平皿でもレリーフでもない、厚さ約4.5cmの箱型という形状自体が珍しい作品です。灰青色の錫釉を地とし、コバルトブルーの線描と赤褐色の釉薬を筆で自由に置いた絵付けは、同時期のテラコッタ彫刻群に通じる素朴さと遊び心を感じさせます。新たな表現を模索していた時期のホルムの、探究心と遊び心が垣間見える一点です。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1930〜40年代
素材: 施釉陶器
技法: タタラ作り(箱型成形)、筆による絵付け
サイズ: W21 × 16 × 厚さ 4.5 cm
署名: 底に「Å. Holm」
コンディション: 良好(Very Good)
縁に年代相応の小さな欠けが見られますが、画面本体には影響がなく、作品としての印象を損なうものではありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20250118h1/23 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Åke Holm, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。









