Åke Holm Bowl 17cm
¥120,000
ろくろで端正に挽かれた小ぶりの鉢です。外側にはクリーム色の地にコバルトブルーと茶系の釉薬が縦に流れるように施され、内側は落ち着いたベージュ系の釉薬で静かにまとめられています。Holmのキャリア初期、釉薬への探求心がそのまま形になったような一点です。
ろくろを学んだ時代の器
Holmは本来ろくろを好まず、彫刻的なアプローチを主とした作家ですが、独立後に弟エルンスト(”アッテ”)からろくろの技術を学び、工房経営の基盤として実用的な器も手がけていました。本作はその時期の制作と考えられます。高台内側に刻まれた「Å. Holm」の署名と「S4a」の記号は、1930〜40年代に多用された署名形式と一致します。
色彩が流れる釉薬の表情
外側の釉薬は、筆で異なる成分を重ね塗りし、焼成中の化学反応で色の変化を引き出すHolm独自の手法によるものです。コバルトブルーが縦筋のように流れ落ち、クリーム色の地と溶け合う表情は、後年の重厚なマット黒釉の彫刻群とは異なる、初期ならではの色彩豊かな実験です。裏面から見ると、釉薬の流れが放射状に広がる様子がよくわかります。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1930〜40年代
素材: 施釉陶器
技法: ろくろ成形
サイズ: φ17cm H8.5 cm
署名: 底に「Å.Holm」
コンディション: 美品(Excellent)
ヒビや欠けは見られず、とても良い状態です。わずかな経年感はありますが、気になる点はありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20240322g5/113 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, Åke Holm, ake holm on タグ: art
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。




