Åke Holm “Fjäril”
¥200,000
深い黒の地に、大きく羽を広げた蝶が浮かび上がる炻器の飾り皿です。聖書の彫刻で知られるÅke Holmが、絵付けの皿で見せるもう一つの表情——力強い筆致と大胆な構図が際立つ一枚です。
皿いっぱいに広がる蝶
Holmの大皿や鉢には、聖書の場面だけでなく、鳥や魚、蝶といった動物モチーフも描かれています。本作では、蝶の羽が皿のやや不規則な楕円形をいっぱいに使って左右に広がり、中央の胴体から放射状に伸びる羽の縞模様が、装飾的なパターンを形づくっています。頭部には触角の渦巻きも見え、単純化されながらも蝶とはっきり分かる構成です。Holmの絵付けの皿は、ヴァロリスで陶芸を手がけたピカソの仕事と並べて評されることもありましたが、その造形感覚はあくまでHolm独自のものです。
黒い下地と炻器の釉薬
暗い鉄釉の下地の上に、茶褐色と青みがかった灰色の釉薬が筆で塗り分けられています。左右の羽で色調が微妙に異なり、ところどころにコバルトブルーがのぞくのは、Holmが好んだ「異なる成分の釉薬を何層にも重ねる」手法によるものでしょう。裏面は全体が黒い釉薬で覆われ、高台の内側に「ÅKE Holm」の署名が確認できます。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1950〜1960年代
素材: 炻器
技法: タタラ作り(推定)、筆による施釉
サイズ: W27.5 × 26.5 H4 cm
署名: 底に「ÅKE Holm」
コンディション: 美品(Excellent)
ヒビや欠けは見られません。経年によるごくわずかなスレはありますが、釉薬の発色も良好で、気になる点はありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20230512a1/70 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Åke Holm, Åke Holm Fat, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。




