Åke Holm “Litografi 12” SOLD OUT!
Åke Holm(オーケ・ホルム)による150枚限定のリトグラフです。オーケは聖書をモチーフにした作品を多く手掛けており、このリトグラフも新約聖書の「荒野の誘惑」の一場面だと思われます。作中の人物は青い背景に対してシンプルながらも表現力豊かな線で描かれており、孤独感と内面的な葛藤を感じさせます。
このリトグラフでは、不穏な雰囲気と共に、イエスが悪魔の誘惑に直面する心理的な葛藤が巧みに表現されています。悪魔による三つの誘惑は、イエスの精神的な試練を際立たせ、その信仰の強さを試す重要な瞬間を捉えています。他の宗教画においては誘惑されるシーンや疲弊したイエスが描かれることが多いですが、この作品ではイエスの内面の揺れ動きを表現しており、聖書をモチーフにしながらもオーケ独自の視点と想像力を活かした表現が見られます。
ダメージもなく良好なコンディションです
36.5×26(cm)
80/150
1950-70s
在庫切れ
SKU: 20240715a1 カテゴリー: ALL ITEMS, SOLD OUT!, Åke Holm, 絵・イラスト・ポスター
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました