Åke Holm “Litografi 13”
¥32,000
木々の間で果実に手を伸ばす二つのシルエット。陶芸家Åke Holmが版画で描いた、人類最初の物語の一場面です。
「アダムとエバ — 禁断の果実」
この作品は創世記3章の「禁断の果実」の場面を描いていると思われます。エデンの園の中央には「善悪の知識の木」があり、神はその実だけは食べてはならないと命じていました。しかし蛇にそそのかされたエバはその実を取って食べ、アダムにも渡します。二人は目が開け、自分たちが裸であることを知り、やがて楽園を追放される――聖書の冒頭を飾る、よく知られた物語です。
Holmはこの場面を、教訓や戒めとしてではなく、果実をめぐる二人の躍動的な身体の動きとして捉えています。背景は濃紺から水色、そしてピンクへと移り変わるグラデーション。楽園の穏やかな空気と、これから訪れる決定的な変化の予感が、この色彩の中に同居しています。Holmにとって聖書は信仰の対象ではなく、想像力をかき立てる物語の宝庫でした。
博物館メンバーのための限定版画
Åke Holmは44年間にわたりHöganäs博物館の理事を務めました。このリトグラフは、博物館の年間メンバーシップのために制作された限定版画の一つです。269点もの版画を制作し、その売上は博物館の増築資金となりました。
Holmは訪問者を避け、観光客への販売を好みませんでした。時にはスウェーデン国王にさえ販売を断ったという逸話が残っています。この版画は、そうした作家の作品が博物館という場を通じて、理解ある支援者の手に渡っていった証でもあります。
技法: リトグラフ(多色刷り)
エディション: 61/250
サイズ: 36.5×26 (cm)
サイン: 右下に「Å Holm」(鉛筆)
額装: 木製フレーム、マット付き
状態:Very Good 良い状態です。軽い経年感やスレがありますが、全体の印象を損なうものではありません。
SKU: 20241013a15 カテゴリー: ALL ITEMS, Åke Holm, 絵・イラスト・ポスター, Åke Holm Litograf, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。






