Åke Holm “Litografi “
¥34,000
オーケ・ホルム(Åke Holm)がキャリア後期に制作した版画作品です。本作は、1966年以降、その博物館の年間パス購入者への特典として制作された、一般には販売されなかったシリーズの一点です 。
描かれているのは、シャベルを手に木を扱う力強い人物です。ホルムは創作の源泉を主に旧約聖書に求めており 、この作品もまた、特定の場面を象徴的に描いたものと推察されます。例えば、大洪水の後に「農夫となり、ぶどう畑をつくった」とされるノアの姿(創世記 9章20節)や、あるいは神からエデンの園を耕すことを命じられた最初の人、アダムの労働する姿(創世記 2章15節)のイメージが重ねられているのかもしれません。
量感あふれるシルエットは、簡潔な線の中に主題の本質を捉えようとする、彼の造形に対する一貫した姿勢を物語っています。土と共に生きた作家の、労働や再生といった普遍的なテーマに対する力強い眼差しが感じられる作品です。
ダメージもなく良好なコンディションです。
25.5×31.5(cm)
1960-70s
SKU: 20241015a1 カテゴリー: ALL ITEMS, Åke Holm, 絵・イラスト・ポスター, Åke Holm Litograf タグ: art
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました