Åke Holm “Litografi 22”
¥32,000
巨大な岩山と枯れ木の前に、一人の人物が黒いシルエットで佇んでいます。陶芸家Åke Holmが版画で描いた、孤独な預言者の姿です。
「預言者エレミヤ」
この作品に描かれているのは、預言者エレミヤではないかと思われます。画面右下に立つ人物は、床まで届く長いマントをまとい、わずかにうつむいた姿勢で一人佇んでいます。周囲に他の人物はなく、荒涼とした風景の中での孤独が強調されています。
エレミヤは旧約聖書の中でも最も孤独な預言者の一人です。エルサレムの滅亡を預言しながらも民に受け入れられず、迫害を受け、一人で神の言葉を背負い続けました。Holmの陶芸作品でもエレミヤは「考える人」のポーズで岩に座る姿で表現されることがありますが、この版画ではさらに簡潔に、立ち尽くすシルエットだけで孤独と沈思を表現しています。
博物館メンバーのための限定版画
Åke Holmは44年間にわたりHöganäs博物館の理事を務めました。このリトグラフは、博物館の年間メンバーシップのために制作された限定版画の一つです。269点もの版画を制作し、その売上は博物館の増築資金となりました。
Holmは訪問者を避け、観光客への販売を好みませんでした。時にはスウェーデン国王にさえ販売を断ったという逸話が残っています。この版画は、そうした作家の作品が博物館という場を通じて、理解ある支援者の手に渡っていった証でもあります。
技法: リトグラフ(多色刷り)
エディション: 55/375
サイズ: 30.5×23 (cm)
サイン: 右下に「Å Holm」(鉛筆)
額装: ガラスフレーム、マット付き
状態:Very Good 良い状態です。軽い経年感やスレがありますが、全体の印象を損なうものではありません。
SKU: 20241016a2 カテゴリー: ALL ITEMS, Åke Holm, 絵・イラスト・ポスター, Åke Holm Litograf タグ: art
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。






