Åke Holm “Litografi 78”
¥32,000
棒に吊るされた巨大な葡萄の房を、二人の男が肩に担いで運ぶ。Åke Holmが大胆なシルエットで描いた、旧約聖書の印象的な一場面です。
「カナンの地の偵察」
この作品は、旧約聖書・民数記13章を描いていると思われます。モーセの命を受けてカナンの地を偵察に行った十二人の斥候のうち、二人が「エシュコルの谷」で切り取った葡萄の枝を棒に掛け、二人がかりで担いで持ち帰る場面です。その葡萄の房はあまりに大きく、一人では運べなかったと聖書は記しています。
画面には、大きく足を踏ん張った二人の人物が一本の棒を肩に渡し、その中央にたわわな葡萄の房がぶら下がっています。人物は黒と淡いピンクベージュのコントラストで様式化され、顔の細部は省略されています。背景を大きなアーチ状の黒い面が囲み、構図全体に力強い緊張感を与えています。Holmは聖書の記述を忠実に再現するのではなく、物語の出来事に想像力を働かせる作家でした。「約束の地」の豊かさを象徴するこの場面を、装飾的な要素を削ぎ落とし、運ぶ動作の力強さと葡萄の存在感だけに凝縮しています。
博物館のための限定版画
Åke Holmは44年間にわたりHöganäs博物館の理事を務め、269点の版画を制作して博物館の増築資金を確保しました。このリトグラフも、博物館の年間メンバーシップのために制作された限定版画の一つです。メンバーでなければ手に入れることができませんでした。
技法: リトグラフ(多色刷り)
エディション:12/200
サイズ: 41.5×31.5(cm)
サイン: 右下に「Å Holm」(ハンコ)
額装: 木製フレーム、マット付き
状態: 良好(Very Good)
ガラスの右端にヒビがありますが作品に影響はありません。
SKU: 20251213a2 カテゴリー: ALL ITEMS, Åke Holm, 絵・イラスト・ポスター, Åke Holm Litograf タグ: art
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。




