ÅKE HOLM “Raven”
¥150,000
丸みのある体にきゅっとすぼめた翼、少しうつむき加減の頭部。細部を削ぎ落としながらも、鳥の持つ愛らしい存在感がしっかりと伝わってくる小品です。高さ15cmほどの手のひらに収まるサイズながら、Holmの動物彫刻に対する確かな眼差しが感じられます。
記憶の中の鳥を形にする
Holmは「あえて自然を研究することはしない」と語り、目の前の姿を写し取るのではなく、記憶にある動物の本質を捉えることを大切にしました。この鳥もまた、くちばしや羽の一枚一枚を描写するのではなく、丸い胴体、短い尾羽、やや前傾した姿勢といった最小限の要素で「鳥らしさ」を表現しています。1960年代以降に見られる、極度に単純化されたフォルムの動物彫刻の一つと考えられます。
鉄釉の深い色調
表面を覆う暗い青黒色の釉薬は、鉄釉にコバルトを加えたHolm特有のものです。光の当たり方によって茶褐色がわずかに透け、重厚でありながら変化のある表情を見せます。底面には無釉のシャモット粘土が露出しており、赤褐色の素地と焼き穴が確認できます。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1960年代
素材: シャモット混合炻器、施釉)
サイズ: H15cm
署名: 底に「Å.Holm」
コンディション: 良好(Very Good)
ヒビや欠けは見られません。釉薬面に軽い経年によるスレがわずかにありますが、全体の印象を損なうものではありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20240926a1/116 カテゴリー: ALL ITEMS, フィギュア, Åke Holm, Bird, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。








