Åke Holm “Fjäril” 31.5cm
¥300,000
聖書の人物像や動物彫刻で知られるÅke Holm(オーケ・ホルム、1900-1980)による、ろくろ成形の鉢です。彫刻作品とは異なる、釉薬そのものの表情を楽しめる一品です。
多層の釉薬が見せる複雑な肌合い
外側の表面は、茶色やベージュを基調とする鉄釉が何層にも重ねられ、所々に緑がかった色合いや黒い斑点が現れています。オーケは異なる成分の釉薬を筆で塗り重ねることで、こうした多彩で生き生きとした色の変化を生み出しました。口縁には青いコバルト釉が覗き、内底には蝶が大胆な筆致で描かれています。聖書の物語が中心となる彼のモチーフの世界ですが、大皿や鉢においては、鳥や魚、蝶といった自然のモチーフも描かれました。
ろくろの仕事と焼成の痕跡
オーケはろくろを挽くことを好まない彫刻家肌の陶芸家でしたが、本作では厚みのある堂々としたフォルムをろくろで成形しています。内側の壁面にはろくろ目がはっきりと残り、手仕事の痕跡を感じ取ることができます。釉薬の溶け方や色の変化から、彼が1940年代から愛用したヘガネス社ルールファブリーケンの窯で焼成された可能性が高く、炎が直接当たることで生まれる、予測できない釉調がこの鉢の魅力となっています。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1950〜1960年代
素材: 炻器
技法: ろくろ成形
サイズ: 直径31.5cm × 高さ15cm
署名:底に「ÅKE Holm」
コンディション: 並品(Good)
口縁部に小さな欠けがあります。欠けは小さく、全体の魅力を損なうものではありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20170108o1/L3 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, Åke Holm, アートボウル, Åke Holm Fat, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。







