Åke Holm “JONA KASTAS I HAVET”
¥400,000 元の価格は ¥400,000 でした。¥350,000現在の価格は ¥350,000 です。
旧約聖書「ヨナ書」の劇的な一場面を、大胆に様式化された構図で描いた陶製の壁掛け飾り皿です。深い青と鮮やかな緑、黄の釉薬が溶け合い、嵐の海の緊迫感が画面全体から伝わってきます。
「海に投げ込まれるヨナ」
中央で両手を高く上げた緑色の人物が、預言者ヨナです。神の命に背いて船に乗り込んだヨナが、嵐を鎮めるために自ら海へ身を投じる──その瞬間が捉えられています。下部に広がる黄緑色の面は舟を、背景の深い青は荒れ狂う海を表しています。左右の黒いシルエットはヨナを海に投げ入れようとする船乗りたちでしょう。そして右上に見える抽象的で幾何学的なフォルムは、ヨナを飲み込むために待ち受ける「大きな魚」を暗示しているようです。聖書の記述を忠実に再現するのではなく、物語の出来事に想像力を働かせるというホルムらしい解釈がよく表れた一枚です。
モダニズムと聖書の交差点
人物や魚がすべて幾何学的なシルエットに還元され、キュビスム的な構成が試みられています。こうした様式化・抽象化の傾向は、ホルムが国際的なモダニズムの影響を受けながら独自の表現を模索していた1950〜60年代の作風を色濃く反映しています。釉薬は筆で塗り分けられ、青・緑・黄が混じり合う多色的な効果が、この時期のルールファブリーケンでの焼成ならではの深みを感じさせます。右下には「ÅKE Holm」の署名が確認できます。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1950〜60年代
素材: 施釉陶板(ヘガネス社セラミック板)
技法: 筆による釉薬の塗り分け、線刻による輪郭表現
サイズ: W42.5 × 38 cm
署名: 右下に「ÅKE Holm」
コンディション: 良好(Very Good)
縁に所々細かな欠けが見られます。全体の印象を損なうほどではなく、釉薬面の状態は良好で色彩の鮮やかさは保たれています。フチの状態は価格に反映しています。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。



