Åke Holm “DANIEL I LEJONGROPEN”
¥150,000
旧約聖書ダニエル書の一場面を描いた、Åke Holmの施釉陶板レリーフです。髭を蓄えた人物の傍らに5頭の獅子の顔が整然と並ぶ構図から、「獅子の洞窟のダニエル」の物語と読み取ることができます。
獅子に囲まれた預言者
王の禁令に背いて神への祈りを続け、獅子の洞窟に投げ込まれた預言者ダニエル。画面左に立つダニエルは、腕を伸ばして獅子たちの上に手を置くかのようなポーズをとっています。5頭の獅子は獰猛さを見せず、様式化された顔が2列に積み重なるように配置されています。劇的な恐怖や緊張ではなく、信仰によって守られた静けさを伝える構成です。ホルムは聖書を信仰の対象としてではなく、物語として自由に解釈しており、その姿勢がこの簡潔で力強い画面に表れています。
シャモット炻器と多層の釉薬
ホルムは気に入ったモチーフの石膏型を作り、同じ構図の作品を複数制作しました。優れた芸術を、絵画に代わる手頃な選択肢として届けるための方法です。本作もそうした型成形による一点と考えられます。シャモットを混ぜた粗い炻器の質感が、素朴な力強さを生んでいます。背景の深いコバルトブルーと、人物・獅子に施された茶褐色の鉄釉が対比をなし、レリーフの凹凸に沿って釉薬に濃淡が生まれています。釉薬の発色と表面の変化から、ルールファブリーケンの窯で焼成された1950〜60年代の作と推定されます。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1950〜60年代
素材: シャモット混合炻器、施釉
技法: 型成形(石膏型)
サイズ: W33cm H27 cm
署名: 左下に「Åke Holm」
コンディション: 良好(Very Good)
ヒビや欠けは見られません。釉薬面に軽い経年感がありますが、全体の印象を損なうものではありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20240926a3/115 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Åke Holm, ake holm on
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。








