Åke Holm Wall Plate 43cm
¥400,000
コバルトブルーの鮮烈な抽象フォルムと、簡潔な線で描かれた横顔が、一枚の板の上で向き合っています。聖書の物語を生涯の主題としたÅke Holmが、1950〜60年代に試みたモダニズムへの応答を示す壁掛け飾り皿です。
具象と抽象のあいだで
画面の左側には、コバルトブルーの線描で描かれた様式化された人間の横顔があります。長いまつ毛に、印象的に見開いた目、すっと通った鼻筋と小さな口元。最小限の要素で「顔」を成立させる手つきには、同時期にホルムが関心を寄せていたアフリカの仮面的な造形感覚が感じられます。右側を占めるのは、鋭角的でありながらどこか有機的な抽象フォルムで表現された人、厚く施されたコバルトブルーの釉薬が強い存在感を放っています。具象と抽象という二つの表現が一枚の中に同居する構成は、この時期のホルムの探究心をよく伝えています。
土と釉薬の対比
ベースとなっているのは、ヘガネス社のスクロンベルガヴェルケン産と見られる耐火性のセラミック板です。ホルムはこうした板を入手し、自身の炻器釉で装飾・焼成して壁掛け飾り皿やテーブル天板に仕立てていました。背景のマットな暗褐色の鉄釉、象牙色がかった地の素朴な肌合い、そしてコバルトブルーの深い光沢——三つの異なる質感が互いを引き立て合い、画面に奥行きを生んでいます。裏面には規則的な縦溝のパターンが見られ、工業製セラミック板の特徴がそのまま残っています。署名は裏面に筆で「ÅKE Holm」と記されています。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1950〜60年代
素材: 耐火性セラミック板に炻器釉
サイズ: W43 × 38.5 cm
署名 :「ÅKE Holm」(裏面・筆書き)
コンディション: 良好(Very Good)
ヒビや欠けは見られません。表面の釉薬にわずかな経年感がありますが、全体の印象を損なうものではなく、良好な状態です。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
SKU: 20231106a3 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Åke Holm, Åke Holm Fat, ake holm on タグ: art
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。




