Åke Holm Wall Plate
¥120,000 元の価格は ¥120,000 でした。¥95,000現在の価格は ¥95,000 です。
Åke Holm(オーケ・ホルム)が制作したテラコッタ製の壁掛けレリーフです。描かれているのは、旧約聖書に登場する「アブラハムとイサク」の物語です。神の命令により、父アブラハムが愛する息子イサクを犠牲に捧げようとする、信仰が試される緊張感に満ちた場面が捉えられています。
無釉のテラコッタで聖書の物語を表現する作風は、ホルムが自身の芸術スタイルを確立した1930年代の作品に多く見られる特徴です。王冠を戴くアブラハムの厳粛な表情と、薪を抱え父に寄り添うイサクの姿が、素朴ながらも力強い線で描かれています。父子の間の複雑な心情や物語の劇的な瞬間を、ホルムならではの人間味あふれる表現で描き出した一点です。後の重厚な炻器(stengods)作品とは趣を異にする、ホルムの創作活動における一つの重要なスタイルを伝える作品です。
フチに欠けがあるため価格に反映させています
W 33.5×25×3 (cm)
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。
彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。
シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
おそらく1930年代
SKU: 20240716a1/90 カテゴリー: ALL ITEMS, Åke Holm, Åke Holm Terracotta タグ: art
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。
【自身の工房で一人で作り続けた作品は全て一点物となっています】