Åke Holm “MOSE MED LAGTAVLORNA”
¥70,000
頭上に石板を高く掲げるモーセの全身像。Åke Holmが生涯にわたって繰り返し取り組んだ最も重要なモチーフのひとつを、縦長のテラコッタに刻んだ壁掛けレリーフです。
石板を打ち砕く瞬間
シナイ山で十戒を授かって戻ったモーセが、金の子牛を崇拝する民の裏切りを目にし、怒りのあまり石板を叩きつけようとする──まさにその瞬間が捉えられています。両腕を伸ばして石板を頭上に掲げるポーズからは、預言者の激しい憤りが伝わってきます。ホルムの作品において、モーセは石板を「掲げる」または「踏みつける」姿で表現されることが多く、本作は前者にあたります。顔の表情は細部まで造り込まれ、苦悩と怒りが入り混じったような人間的な表情が読み取れます。
縦長の構図が生む緊張感
幅9.5cmに対して高さ23.5cmという縦長のプロポーションが、石板を掲げて立つモーセの姿にぴたりと合っています。体は床まで届くマントに包まれ、足元だけがわずかにのぞいています。無釉の赤土の温かな色合いと、素朴な浮き彫りの質感が、劇的な場面に飾り気のない力強さを与えています。左下に「Å. Holm」の署名が刻まれており、1930〜40年代に使われた署名形式です。
作家: Åke Holm(1900-1980)
制作年: 推定1930〜40年代
素材: テラコッタ(無釉)
サイズ:W9.5 H23.5 cm
署名: 右下に「Åke Holm」
コンディション: 美品(Excellen)
とても良い状態です。ヒビや欠けは見られません。わずかな経年感はありますが、気になる点はありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
在庫1個
Åke Holm (1900-1980)
スウェーデンの陶芸家で彫刻家。彼はHöganäsbolagetでの職を経て、自身の工房を1928年に開設しました。当初は不況を切り抜けるために土産物を作っていましたが、次第に芸術的な聖書の人物像や磁器の動物フィギュアを制作し始めました。彼の作品は1950年代から60年代にかけて聖書のモチーフが主流となり、そのスタイルは抽象的で洗練されたものに進化しました。世界的な名声は高まっていきましたが、彼は故郷Höganäsに留まることを選び、その作品の多くは地元Höganäs museumに寄贈されました。




