Lisa Larson Unique Piece
¥250,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、Sköldpadda(カメ)です。
スタジオから生まれた、もうひとつのカメ
リサ・ラーソンは1960年代から1970年代にかけて、グスタフスベリ窯のためにさまざまなカメをデザインしました。形もサイズも色もそれぞれに異なりますが、どのカメにも共通するのは、穏やかで、どこかとぼけたユーモアをたたえた表情です。カメのフィギュアは最初、グスタフスベリ・スタジオで少量ずつ手作りされ、その後に工場での量産に移行しました。本品は、そのスタジオ生産期に生まれた一体です。
甲羅の頂上を覆う深い群青の花文様は、まるで万華鏡を覗いたよう。釉薬が溜まった谷間には漆黒が沈み、稜線では明るい藍が透けて、ひとつひとつの花弁が焼成の中で独自の表情を見せています。甲羅の裾へ向かうにつれ、青はオリーブグレーへと溶け込み、刷毛でさっと引いたような縦縞が有機的なリズムを刻んでいます。量産品のカメが穏やかな単色にまとめられるのに対し、この個体は色彩の層が幾重にも重なり、スタジオならではの釉薬の冒険が凝縮されています。
スタジオハンドが証す、スタジオ生産の個体
裏面には「LISA L. Gustavsberg」の型押し刻印に加え、グスタフスベリ・スタジオの証であるスタジオハンド(studiohanden)のマークが確認できます。このマークは、作品がグスタフスベリ・スタジオの管轄下で制作されたことを示す公式な印です。量産品に通常付される工場ラベルやシンプルなスタンプとは異なり、スタジオハンドの存在は、この個体が工場の生産ラインではなく、アーティストのスタジオ環境から生まれたことを物語っています。
量産品と比較すると、甲羅のレリーフ装飾のディテールがより繊細で深く、釉薬の色彩もはるかに複雑です。これは、石膏型での繰り返しの鋳込みによって細部が徐々に甘くなる量産品とは異なり、初期のスタジオ生産において、よりシャープな型——あるいはリサ自身の手仕上げ——が施されていた証拠といえます。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
シリーズ: Sköldpadda(カメ)
作品名: Sköldpadda(カメ)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1960年代
素材: ストーンウェア(炻器)、施釉
サイズ: 全長 約13.5cm
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。釉薬表面に貫入(細かなひび模様)が見られますが、これは釉薬と素地の収縮率の差から焼成時に自然に生じるもので、損傷ではありません。裏面に「LISA L. Gustavsberg」の型押しおよびスタジオハンドマークあり。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20230321g1/LU2 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, フィギュア, Lisa Larson Unique Piece, Lisa Larson Prototyp, All Uniquepiece
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
“猫のマイキー”で知られるリサ・ラーソン──けれど世界では、自由な造形で評価されたスウェーデンを代表する陶芸家として語られています。






