Lisa Larson Unique Piece
¥850,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、Fågel(鳥)の壁掛け彫刻です。グスタフスベリ・スタジオ制作、一点物のユニークピース(unikat)。
やさしさの向こう側
リサ・ラーソンの名前から連想されるのは、まるい動物たち、やさしい表情、手に収まるぬくもり。けれど1960年代、スタジオで陶板やレリーフ作品に没頭していた時期のリサには、もうひとつの顔があります。50年代後半までのリンドベリの影響が色濃い可愛らしい作風から離れ、より荒々しく、より根源的なかたちへ。この鳥は、その変化のただ中から生まれた一体です。
鳥の見た目をなぞるのではなく、鳥そのものが持つ力を焼き込んだような造形。くちばしは鋭く前方を向き、目は琥珀色の釉薬を一滴だけ溜めて、静かに光っています。全面を覆う暗色の酸化物は重く、深い。先の2体が鮮やかなブルーや琥珀を差し色に使っていたのに対し、この鳥はほぼモノトーン。胸の丸い凹みに残るくすんだ白緑と、翼の扇形に走る淡い線刻だけが、暗い表面にわずかな明暗を生んでいます。華やかさを削ぎ落とした分、刻みの一本一本、酸化物の濃淡のひとつひとつが、そのまま表情として立ち上がってくる。
ユニークピースの証
裏面には、グスタフスベリ・スタジオの「スタジオハンド」マークと、「Lisa」の手彫りサインがはっきりと刻まれています。量産品のスタンプとは異なるこの手彫りの署名は、リサ自身の手で成形から仕上げまでが行われた一点物のスタジオ作品——unikat——であることを証明するものです。
リサはスタジオの自由な環境の中で、鳥というモチーフを繰り返し手がけました。その都度、色を変え、装飾の配分を変え、一体ごとに新しい鳥を生み出しています。本品はその探求の中でも最もストイックな一体。量産品の鳥たちが持つ親しみやすさとは対極にある、静かな緊張感と力強さが凝縮されたアート作品です。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
作品名: Fågel(鳥)壁掛け彫刻 ユニークピース
メーカー: Gustavsberg(グスタフスベリ・スタジオ制作)
制作年代: 1960年代
素材: ストーンウェア、酸化物彩色、部分施釉
サイズ: W25 × H20 cm
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。ヒビ、欠け、補修跡は見られません。裏面にグスタフスベリ・スタジオの「スタジオハンド」マークおよび「Lisa」の手彫りサインが残存。壁掛け用の銅線が付属しています。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20230406g4/LU23-1 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の陶板 , Lisa Larson Unique Piece, Bird, Lisa Larson Prototyp, All Uniquepiece
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
“猫のマイキー”で知られるリサ・ラーソン──けれど世界では、自由な造形で評価されたスウェーデンを代表する陶芸家として語られています。





