Stig Carlsson “UTKASTAD”
¥45,000
Stig Carlsson(スティグ・カールソン)自身の手による立体的な陶板作品「UTKASTAD=捨てられた」です。中心に小さな人物像が描かれており、その姿は心の奥底にしまい込まれた夏の記憶のようです。強く明るい光が交錯する中で、夏の青空を思わせる明るい色の中にその人物は存在しています。一方で、大きな黒い影がそれを覆っており、これが記憶の喪失や心の空虚を表現しているかのようです。強く明るい夏の日差しの中で、自らが築いてきた様々な夏の記憶は、今も深く眠っているのかもしれません。
Carlssonは、色彩と光の強烈なコントラストを駆使して、喪失感や忘却のプロセスを視覚的に表現しています。明るい部分は、かつての生き生きとした夏の日々を思い起こさせ、その一方で黒い影は、時間の経過とともに色褪せていく記憶の象徴として機能しています。この独特の表現方法は、観る者が心の深い部分にしまい込んだ個人的な記憶と向き合う機会を提供します。
ヒビや欠けもなく良好なコンディションです
1976
W22×22 D2.5 (cm)
15/50
在庫1個
SKU: 20240427r1/72 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Stig Carlsson
Stig Olov Lennart Carlsson(1932-2008)
スウェーデンを代表する陶芸家であるスティグ・カールソンは、公共空間に設置された大規模な彫刻やレリーフで知られています。カールソンの作品は、自然の要素と幾何学的形状を繊細に融合させることで、彼特有の視覚表現を生み出し、観る者を引き込む力を持っています。その独創的なスタイルは、国内外問わず高い評価を受け、今もなお多くの人々に感銘を与え続けています。