Sylvia Leuchovius Unique Piece
¥750,000
Sylvia Leuchovius(シルヴィア・ロイコヴィウス)によるストーンウェアの壁面彫刻(ユニーク品)です。
壁に掛ける、小さな彫刻作品
平面の壁掛けプレートでもなく、置いて飾る彫刻でもない。縦に伸びる白いパネルの中央から棚がせり出し、その上に白とコバルトブルーの2羽の鳥が佇んでいます。棚の上下にはロイコヴィウスの代名詞である粘土球のメダリオン。壁面と立体を一つの作品の中で行き来するこの構成は、同時代の批評家から「粘土と色彩の詩」と称された彼女の仕事の中でも、とりわけ彫刻的な展開を見せた時期の作品です。
1950〜60年代の北欧陶芸はミニマリズムが主流でした。シンプルなフォルムと釉薬の美しさで勝負する花瓶や器が高く評価された時代に、ロイコヴィウスは粘土球をひと粒ずつ貼り付けるレリーフ装飾で、独自の詩的世界を築き続けました。Rörstrandのアトリエで約27年。同じ空間にはCarl-Harry StålhaneやMarianne Westmanといった北欧を代表する作家たちがいましたが、この装飾的なアプローチを貫いたのは彼女だけです。
一点物であるということ
裏面にはRörstrandの三冠マーク、「S. Leuchovius」の手書き署名、固有番号「559」。これはアトリエのセミユニーク品(Ateljé)ではなく、ロイコヴィウスが自らの手で一点だけ制作したユニーク品です。素地はシャモット・ストーンウェア。約1280°Cで焼き締められたその肌は石のように硬く、粘土球のひとつひとつが素地と完全に一体化しています。白いシャモットの地肌に、深いコバルトブルーの釉薬。この色の組み合わせは、くすんだ色調を得意とした彼女の作品の中ではむしろ鮮やかな部類に入り、2羽の鳥と花のメダリオンに凛とした存在感を与えています。
作家: Sylvia Leuchovius(1915–2003)
メーカー: Rörstrand
制作年代: 1960年代〜1970年代(推定)
素材: シャモット・ストーンウェア、施釉
サイズ: 約 H46 W18.5 D15 cm
コンディション: 良好(Very Good)
全体的に良い状態です。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。シャモット素地特有の微細な凹凸やピンホールは焼成時に生じる製造上の特性であり、損傷ではありません。背面の金属製壁掛けフレームには経年による酸化変色が見られます。
SKU: 20231020r1/ カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, 北欧の陶板 , Rörstrand, Sylvia Leuchovius, Sylvia Leuchovius 1, All Uniquepiece
在庫1個
Sylvia Leuchovius(1915–2003)
Swedish ceramist, Rörstrand from 1949.
Milan Triennale Silver Medal. Collections include Nationalmuseum Stockholm.
小さな粘土粒や花弁をひとつひとつ貼り重ね、土と釉薬に詩を宿す。ロールストランドのアトリエで一点ものの制作を貫いた陶芸家です。その仕事はストックホルムの批評家に「陶芸に詩が宿る」と評されました。









