TAISTO KAASINEN Unique Piece SOLD OUT!
TAISTO KAASINEN(タイト・カーシネン)自身の手による世界に一点だけのユニークピースです。タイト・カーシネンによるこの作品は、Upsala-Ekeby時代の特徴が色濃く表れており、彼が得意とする壁面レリーフや建築装飾の延長線上に位置しています。鮮やかな釉薬が複層的に施され、色づいていく楓が、深みと輝きを持つ独特の風合いで表現されています。ARABIA時代のシンプルで控えめなデザインとは異なり、この作品は色彩の豊かさと装飾の大胆さが際立ち、Upsala-Ekebyで培われた彼の創造的な試みが見事に具現化されています。このユニークピースは、カーシネンの中でも特に貴重な作品であり、その独創性と美的感覚が融合した傑作といえます。
ヒビや欠けもなく良好なコンディションです。
W37×37 H5.5 (cm)
1950s
在庫切れ
SKU: 20240323ge1 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, Upsala Ekeby , Gefle, New Arrival
Taisto Kaasinen (1918–1980)
フィンランドを代表する陶芸家であり、その活動はフィンランドのアラビア(Arabia)やスウェーデンのウプサラ・エケビィ(Upsala-Ekeby)を舞台に、独自の色彩と形の探求に貫かれています。彼の作品は、自然をテーマにしながらも、その素材や技法に対する革新性が際立っており、特に動物や植物をモチーフにしたレリーフやフィギュアで知られています。
カーシネンは、アラビア時代に培われたシンプルかつ洗練されたデザインを基盤にしつつも、ウプサラ・エケビィではより大胆な色彩と装飾的要素を取り入れました。彼の作品は、多層的に重ねられた釉薬や、光と影のコントラストが生み出す立体的な表現によって、見る者に豊かな視覚体験をもたらします。カーシネンは、伝統的な陶芸技法にモダンな感性を加え、素材の可能性を極限まで引き出すことに成功しました。
彼の作品は、ヘルシンキ芸術博物館(HAM)やクオピオ美術館、フィンランドのデザイン博物館など、フィンランドの主要な美術館に収蔵されています。