Thomas Hellström Hare
¥60,000
可愛らしいウサギ。どの角度から見てもちゃんとウサギらしくて、その可愛さがきちんと伝わってきます。前から見たときの素朴な顔つきもいいのですが、特に上手だなと思うのは、下から見上げたときの表情。少し前を見つめるような目線と、口元のあたりに感じる丸みが、とても自然です。こういう表情ができている作品は意外と少なくて、ヘルストレムが本当に動物のことをよく見て、好きだったんだろうなと思わせます。目や鼻の位置、白い釉薬の使い方も、可愛さに寄せすぎることなく、ちゃんと動物としての雰囲気が出ています。後ろ姿にも気が抜かれていなくて、ぽんと置かれた丸いしっぽが、全体をやさしく引き締めています。
ヒビや欠けもなく良いコンディションです
H12.5 (cm)
1961
在庫1個
Thomas Hellström(1924-2006)
1924年にアメリカで生まれ、ヨーテボリで育つ。1950年からラートヴィクに居住。 1958年からNittsjöでデザイナー兼技術者として働く。
ヨーテボリの手工業協会、ストックホルムの技術学校美術コース、ストックホルムの高等芸術工業学校で学び、作品はダーラナ博物館、国立博物館、ローシュカ美術館などに収蔵されています。
銀行、教会、県庁など、公共装飾の制作も行っていたため、スウェーデンの様々な場所で彼の作品を見ることが出来ます。