Stig Lindberg (1916-1982)

スティグ・リンドベリ

Stig Lindberg(1916年 – 1982年)は、スウェーデンを代表する重要なデザイナーで、多岐にわたる創造性を発揮しました。ウメオ出身の彼は、1935年にヨンショーピングに移住し、高校を卒業後、ストックホルムのKonstfackへと進学しました。1936年に、陶器製造業者であるGustavsbergで最初のインターンシップを行い、師となるWilhelm Kågeの下で学びました。1942年に、スティグとKågeはGustavsbergのスタジオを開設し、この場所がスティグのデザイナーとしてのデビューの場となりました。

彼は1940年代に子ども向けの本のイラスト、テキスタイルデザイン、エナメル加工、ガラスデザインなど、多岐にわたる活動を展開しました。同時に、彼は陶磁器の製造にも取り組み、この作業は1960年代まで続けられました。彼の作品は、”Grazia”、”Karneval”、”Pungo”、”Reptil”、”Silur”などのシリーズで知られています。

リンドベリは1949年から1957年までGustavsbergの芸術監督を務め、その後、ストックホルムの美術大学であるKonstfackで教職に就きました。彼は1972年までそこで教鞭をとり、その後Gustavsbergに戻り、1972年から1980年まで再び芸術監督を務めました。

リンドベリの創作活動は、陶磁器、プラスチック、エナメル、テキスタイル、衛生器具、トランプ、ガラス、テレビなど、幅広い分野に及んでいます。さらに、多数の公共装飾を手がけ、様々なイラストレーションも描いています。

その独自のスタイルと作品への情熱は、彼の作品が今日でも広く愛される理由の一つでしょう。スティグ・リンドベリは1982年にイタリアで亡くなりましたが、彼の作品は現在も世界中で影響を与え続けています。

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