Thomas Hellström (1924 - 2006)

トーマス・ヘルストリョーム

トーマス・ヘルストリョーム(1924年-2006年)は、アメリカ出身、ヨーテボリで育った著名なスウェーデンの陶芸家です。1958年から亡くなる2006年までずっとスウェーデンのNittsjöで陶器デザイナーとして活躍しました。彼はヨーテボリの手工業協会、ストックホルムの技術学校美術コース、ストックホルムの高等芸術工業学校で学び、その作品はダーラナ博物館、国立博物館、ローシュカ美術館など、多くの美術館に収蔵されています。

銀行、教会、県庁の公共装飾の制作も手がけており、彼の作品はスウェーデンの至るところで見ることが出来ます。

Thomas blå(トーマスの青)

彼は1960年代に食器シリーズ「T40」を制作します。青色を基調とした独自の美しい色合いは「Thomas blå」(トーマス・ブルー)という愛称で親しまれ、Nittsjöに商業的な成功をもたらしました。2006年に亡くなったトーマスですが、彼の持つ繊細さと大胆さが融合したユニークなデザイン感覚は、現代の陶芸界に多大な影響を与え続けています。

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